OtiS IV

やっとのことで携帯変えた。数日使ってから感想書くつもり。では、箱根のまとめ最終回を。

折り返しのための車内整備が終わり、乗車開始。

窓側に5度向けてある座席。5度って思ったより大きい。写真の席は車端なので柱があるが、それ以外は窓を大きくとった設計。とにかく窓からの眺め重視。
ウッディな壁に、デッキへの扉は全面ガラス。いろんな意味で電車らしくない。建築家に依頼したらこうなった、という東洋経済の記事を思い出す。

VSE の V は Vault、つまりこの丸天井。間接照明とテクスチャ効果もあいまって、他の車両ではなかなか味わえないようなゆとり空間。唯一残念な点をあげるとすれば、その丸さのために荷物棚の奥行きが狭く、例えばわたしのキャリーバッグは載らない。そんなとこまでうなぎと共通。

ほどなくして、はこね14号は静かに出発した。初動はスムーズ、目立つ音もなし。VVVF 大好き人間としては寂しいが、くつろぎを演出する意味では正しい。
停車駅は小田原と町田だけ。乗降で車内がざわつくことも少ない。
それを知らせるアナウンスの声には、とても聴き覚えがあった。音質こそ違うが、多分東海や西の新幹線と同じ人。つい “bound for Tokyo.” 等と口走ってしまう幹鉄2名。

前席の背もたれ裏に、冊子が入っている。片側から開けば沿線案内。もう片方から観ると、シートサービスの案内。これこれ。VSE 限定っていうから楽しみにしとってん。
早くアテンダントさん回ってこないかなー、と待つ。しばらく待つ。町田まで来なかったらどうしよう等と冗談で心配していたが、小田原過ぎて無事来てくれた。

となると、メニューも VSE 限定を頼みたくなるのが人情。で、プレミアムコーヒー。結構濃い。砂糖とミルク入れてもコーヒーの味がしっかり来たので、ストレートならなおのこと。
このカップもいいよね。これも販売してて一瞬心揺らいだが、持ち帰る最中に割れたら悲しいのでやめといた。

ドア上の液晶に、時々車窓案内が出る。富士山は残念ながら見えず。丹沢は割と見えた。その辺までは緑豊かな風景で、沿線で撮る人もわずかながら居たようだ。
秦野付近だったかな、ふと気づいたら窓の外はすっかり「郊外の街」になっていた。かつて大野から通勤していたから思うのかもしれんけど、基本的には通勤路線なんやなぁと。
個人的に少々睡眠不足だったこともあり、寝落ちしたらもったいないと思いつつ、まったり平穏なひとときを過ごす。結局寝ずには済んだ。

多摩川を渡る前後からは複々線。早く完成してくれと毎日思いながら通ってたが、ようやく先が見えてきた感じかな。でも下北はまだあんまり変わってなくて、笑いながらちょっと懐かしんだり。
苦労している鉄道会社は、つい応援したくなる。

都心の高層ビル群を眺めつつ、新宿に到着。

今乗ってきた列車は、既に「超級箱根」としての準備に入っていた。

改めて運転席の狭さを思う。そこまでして展望と外観を確保してくれたからこそ、大きな支持を得たのだろうな。


こうして、1時間半のプチ旅は終了した。ついでに小田急つながりで、デパートで軽い昼食。これまでは W の撮影で手いっぱいだった首都圏での、新しい楽しみ方を得たことも、旅の収穫のひとつ。

Do you like this?

同じカテゴリの記事