彼岸過ぎ、取り戻された日常

そういえばこのネタをフォローしないのは近隣住民の名が廃る、というほどでもないが、やっぱり気になったので行ってきた。甲陽線。

土曜の昼に脱線。翌日の昼に復旧。おそるべきスピードだが、そうせざるを得ない理由はいろいろあったと思う。なにげに学生需要が大きく、月曜になってしまうと通学の足に大ダメージやし。
あと、タクシーの運転手さんが情報ソースなので直接目撃はしてないが、代替バスを通すため、その経路を一時一般車乗り入れ禁止にしたとかしないとか。実際そうでもしないとバス優先なんぞ不可能な狭い道だらけだし、夙川以外の駅前でバスを余分に置いとく場所が一切ないので、本当にやってても不思議はない。だが、起伏が激しく公共交通が手薄なこの近辺で通行止めは相当痛い。あおりで迂回路大渋滞って図も容易に浮かぶ。そりゃ急ぐわな。

夙川と違って実質2面2線だったことが、早期復旧を可能にした不幸中の幸い。
風の噂で、その2号線(って表現は実に阪急的やね)に発着を全部振っているという話は聴いていた。本来なら2号線は朝の通学ラッシュ専用で、朝使わないわたしは一度もそっちに入ったのを観たことがない。

ともあれ、小さな貼り紙が、それは事実だと告げている。

しばらく待つと、いつもより更にゆっくりと電車が現れた。

確かに2号線の方へ入っている。もともと入線速度は遅かったけど、それに輪をかけて慎重に分岐を通過しているのは、誰の目にも明らか。

車止めの正面で、保線担当らしき人々とスーツ姿の2人ほどが入線を見守っていた。到着後、彼らはホームの端まで行って、そのまま電車に乗り込んでいった。

ちょっと移動して、分岐点が見える場所へ行ってみた。

これが現場。でもこの手の設備に関してはまるで素人なので、事故前と何が違うのかさっぱりわからん。そうこうしているうちに、また次の電車が慎重に通り過ぎていった。

ついでに踏切まで足を伸ばす。見事に下校時刻真っ最中で、女子高生の束が断続的にやってくる。男子がひとりもいない光景って、意外と圧迫感あるよな。こちとら同性とはいえ、彼女たちにいらぬ勘違いをされぬよう、素早く構図を決めて待つ。

電車が定時運行されているって、ありがたいことやね。
空が一段と高く感じた。午後に屋外をちょっと歩いたくらいでは汗だくにならない。確実に季節は変わっているらしい。

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