東京砂漠の水無月 (10) 機会を逃す鳥

午前中、久方ぶりにわんほー運用が発生していた。が、雨なので出動をためらうとか考える前にあっさり通常の向きに戻る。移住したての昨年度は随分楽しませてもらったが、最近は少なめ。これからの夏に期待か。
なわけで法事やら撮影やら忙しかった先般の帰省、最後にちょっとだけひこーきの話。

滞在最終日。三回忌は滞りなく終了した。義母さんも義姉妹さん各一家もワンコもみんな元気。
昨年、一番上がシースルーな法衣の背中に大きな虫が入ったまま法要を行い、一同の大半が笑いをこらえるのに苦労した、あの日と同じお坊さん。今年は大丈夫かと思いきや、裾が盛大にほつれていて、またもや失笑を禁じ得ない一同であった。
あとは近隣の和食レストランで昼食後、実家でほどほどに食休みをとってから帰途に就く。

さすがにさいたまからでは結構時間がかかったものの、そこそこの余裕を持って羽田入り。自動荷物預け機がかなり増殖していた。身軽になったところで、搭乗機材を観ようとデッキへ。

いちいち時間を狙わなくても、そこらじゅうに 787 がいるのはやっぱり羽田の醍醐味。

そんな中、搭乗口として案内された64番ゲートにもその姿が。この角度では伝わりづらいが、ちょっぴり長い 787-9。多少スケジュールがずれても乗れる時間帯であり、伊丹便においては1日1往復のみの貴重な機材。

-8 と真横で見比べることはできていないが、それでもなんとなく少しだけ長いような気がする。などと眺めていたところ、機材の鼻先になにかやってきた。

はい?
あ、いや、トーバーレストラクターなのはわかる。でもなしてこのタイミングで? 出発は19時ジャストであり、現時点ではまだ1時間以上の余裕がある。出発時に使うにしては早すぎる。なんでやろ。

首をかしげつつ、ちょっと小腹が空いたので屋内に引っ込み、どっさりあるおみやの中から2品ほどをいただく。さっきのアレについて推測を重ねていたところ、旦那さんにメール着信。差出人は ANA。
…残念なおしらせだった。機材、777 に変更。

改めて外に出てみると、JA830A さんはさっきのトラクターでどっかに引っ込められるところであった。なんだよー、コレのためにこの便選んだのにがっかりだわ。まぁなにか事前チェックで不具合でも出たのかもしれんし、安全第一は当然なんですけど。返す返すも惜しい。
つーか去年も同じことやられとるやんけ。とすると、単に多客でオーバーブッキング解消策って可能性もあるなぁ。日曜のこのスジは駄目なのか。

結局、デッキに出た甲斐があったのはスタアラの綺麗な並走が観れたことくらい。

なわけで、またもやふつーの 777 で帰ることとなった。

しかし、19時に東京出て21時過ぎには家に着くわけで、やっぱり今の住まいから使う伊丹は便利だ。

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