姫たちの雪国 (11) 函館市電終端録・3

天気がいまいちだったので、お買い物に専念。食料以外に買ったものは来月デビュー予定。あ、機材じゃないよ。一応言っとくけど。では今日も全線乗るぞツアーの続きを。

谷地頭へ戻り、次の電車で移動。

あれ、今度は幕回さないうちに着いてるし。運転士さんの気分次第なのか。まぁええわ。

線形上、残る1ヶ所へ向かうには十字街にて乗り換え必須。電停は対面だし、乗り換え先の電車もすぐに来てスムーズに移動。
で、いよいよ3つめの終点・函館どつく前。「どっく」という発音と表記が噛み合ないのは、いわゆるキヤノンとかキユーピーとかと同じ理由。ただどうしても「どつく」と読みたくなるのは仕様です。

ただ、このどつく前はえらいことになっていた。

ふぶきふぶきこおりのせかい〜。ひええええ。

どうも我々が降りる寸前から一気に来たっぽい。あわわ。なんかもう会話にならん。

吹雪具合を写真でお伝えするのがなかなか難しいのだが、少なくともちょっと先の視界がないということだけはおわかりいただけるんじゃないかと。

約5分後、乗ってきた電車の返しを見送った頃には、ニット帽もダウンコートも背中側が見事に雪まみれ。旦那さんの速報記事が非常にわかりやすいかと。

幸いにして猛吹雪は一過性のものだったようで、しばらくすると明るくなってきた。

線路同様、道路の除雪も非常に大切であろう土地柄。おつかれさまです。

そして数分後、ようやく次の電車登場。正直ほっとした。この極寒においてはもはや救世主。

だから自宅みやげをスナッフルスにしたのかというと、それは最初から既定事項だったような気もしたりしなかったり。美味いよねーチーズオムレット。発売10年で既に定番化してるだけのことはある。

そして最初に乗った魚市場通で下車。ということで、全線乗車はどうにか無事完了。

んでチェックインしようと宿に向かって歩いているとまた降ってくるという。どうも函館では「屋外にいると降る」法則が出来つつあるなぁと思った午後のひととき。