水もしたたる花の傍で
21 Jun 2011
税金支払いとかいろいろあったんで真昼に駅まで歩いたら、いやー暑い暑い。梅雨明けたらつらそうだ。それとも、この際暑さに慣れておいて冷房稼働率を落とす方向へ持って行くべきか。うーむ。
今日は遠征ネタをちょっとお休みして、こないだの日曜の話。桜と一緒で、自然が絡む季節ネタは早めに出したくなるもんで。
が、しかし。便利だった最寄り駅からのフリーきっぷが廃止されてしまったことを、当日に知る。仕方ないので大船まで行って「鎌倉・江ノ島パス」というものを購入。
んで当然鎌倉で乗り換えるわけだが、いやもうものすごい行列。がっつり詰め込まれて、なんとか長谷に到着。
とりあえず、花の名所をめざしてふらりと歩きながら、まず遠巻きに撮っていこう。
紫陽花に囲まれた、ふたつ先の踏切を電車が越える。ついさっきまで人並みが途切れなかったが、あのへんが目的地。
そっちへ向かって踏切1個分移動。小さな空間に、既に同業さんが2名。先客さんの邪魔にならない位置を確認して、柱と生け垣の間をうかがう。
すっかり見慣れた、湘南の風景を派手に描いた車両が通過していく。
裏側を歩いて、紫陽花と電車がセットで撮れることで大変有名らしい御霊神社に到着。
て、なんじゃこの人は。線路沿いの紫陽花に人が貼り付きまくっている。まぁ長谷であれだけ降りたし、どの電車もぎっしりだし、この混みっぷりは自明か。
そんな中、紫陽花としてはちょっと変わった形の品種を発見。レトロ柄の通過風に煽られて花が揺れる。
別の角度を探していると、さっきからかすかに降り始めていた雨が一気に強くなった。幸か不幸か、ちょうどいた場所が大木の下で、ほとんど影響がない。
鮮やかな青。写真じゃわからんけど、電車の幕にも紫陽花。
さて、とりあえず移動しますか。電車を見守る丸い花たちを振り返りつつ、踏切を渡る。
と、そのとき。ふと気配に振り返ったら、「あ、やっぱり」。
なんとお久しぶりのミントさんであった。どうやら、旦那さんが前々回の博総と同じ服を着ていたから判った模様。前々回ってつまり初対面の日なわけで、つまりうちら2人も初対面なわけで。いやそれにしても、まさかこんなところで。世間狭いよ世間。改めてお祝いのひとこと有難うございました。
再会に驚きつつ話に花を咲かせていると、そこへ踏切の音。
緑色の電車を、白い花とそれをリズミカルに揺らす雨粒が見送る。
雨が強くなってきたので、うちらもミントさんもそれぞれ撤収の方向へ。振り返れば傘の花。
全力であちこち回るにはちょっと大変だが、雨に濡れた植物に風情を感じるのも、この時期ならでは。たまには悪くないね。
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