あたらしい旅行様式 (18) 夕闇に灯る光
5 Nov 2020
今朝のこと。建具の隙間(実質家の中)にヤモリさんが入り込んでしまっているのを、出かけようとした旦那さんが発見してさあ大変。つぶさないよう逃がすまで体感10分以上を要した。外で虫獲る分には大歓迎だが、おうちには入らなくていいんだよー。
まあそれはさておき、夏の長崎2日めラスト。
この日最後の撮影地に選んだのは、市民会館に次いで電車の行き来が多いであろう交差点。
デルタ線をフル活用して、3つの系統が経由する。今いるのが西浜町電停で、車道の向こう側にあるのが浜町アーケード。5系統はこっちからあっちへ直進。4系統はこっちに来ず左折。そして、あっちへ行かず右折するのが1系統。
真夏の19時台。照明の存在感がようやく出てくる頃合を見計らって、またまた「みなと」の登場。
十八銀行がいい感じの背景を演出する中、いつの間にやら1系統での運用に。
遭遇機会が多いのは偶然ではなく、最初から狙ってのこと。電球色の車内灯は夜に観たらさぞかし情緒が増すであろう、との旦那さん発案により、ロケーションシステムでの追跡を続けていた。同じコースで戻ってきてくれれば、もうちょっと落ち着いて撮れるかも。折り返しの系統が決まるまでは情報収集に努める。
いずれにせよ、崇福寺から戻ってくるまでそう時間はかからない。同じ場所で待つうち、空の色はあっという間に夕方から夜へ。
他の車両で練習。当たり前だけど電停での停車中が一番安定するんだよなぁ。交差点で信号停車中に押さえることも検討したものの、車に並ばれることが多くて断念。崇福寺方面から来る道路は、アーケード国道のかわりに自動車を一手に引き受ける市道なので、そりゃ交通量も多いわ。
幸い1系統のまま折り返してきてくれた。こうして観ると、ワンポイントでステンドグラスをあしらったのも効いてるし、車内灯の色合いと外装のゴールドラインの相性もバッチリ。よくできてるよね。
と、第一目標は無事収まったわけだが、日中の活動でじわり浮上してきたもうひとつの目標物があった。
全面を大胆に使い、長崎の観光地をどーんと描いた、かわいいわんこがいるやつ。
これは西日本フィナンシャルホールディングスのラッピング。長いな。要は銀行である。西日本シティ銀行と長崎銀行が同じグループなのを(それ以前に西日本銀行と福岡シティ銀行が合併していたことも)今回知ったが、これはシティ銀行のワンクといって、ラッピング電車は昨年春から走行開始、好評だったのか年末に2本追加。
その結果、柄違いの車両が複数、さらに1本でも左右で柄違い。こんな短期でコンプ狙うものではない。
それでも全4本中3本は撮れたから上出来か。1305・1505・1507。残る 1304 は目撃すらしなかったぽい。
そんなワンク電車にも描かれた眼鏡橋の夜景バージョンを鑑賞したら、そろそろ夕食の時間。
店探しに困った前夜の反省を生かしたつもりだが、それでも20時台。
前日の帰り道で前を通りかかった、同じく銅座界隈の「さかなや」さん。
やっぱ長崎では魚食べたいわけですよ。ぼちぼちのお手頃価格でもおいしゅうございました。
そして今日の九州アイス締めはムース。なんだかんだ関西ナイズされた人間だが、根本には北部九州があるんやな、と、こないだ旦那さんに言われた。まあそうかもしんない。
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