地上の鳥と冬に咲く花 (9) 火山島を望む

ちょっと夜練に行った話はまたそのうち出すとしよう。とりあえず、なかなか難しかったとだけ。あと寒い中で一生懸命押さえてたら指の関節が痛くなったりならなかったり。
鹿児島の市電どっぷりレポは本日でラスト。明日はおまけ。

おなかすいたー。そろそろごはんのお店を探そう。

山形屋付近で降りたのは、天文館の周辺なら何かあるだろうという狙いもあった。アーケードの下をしばし彷徨った末、ラーメン屋にふらり。少しばかり並んだが、味は非常に好み。九州に来たなーって感じがする。前夜の焼き鳥といい、てきとうに入った店が当たりだと嬉しいもんやね。
で、店を出て電停に向かおうとして、微妙に向きがわかんなくてぐるっとしたのは秘密。

最後にもうひとつ、風景を絡めて撮りに行くことにした。車庫近くの武之橋で下車。片隅に置かれているビール電車らしきものとか、低床車ばっかり並ぶとことか旧型車の行列とか、ひととおり眺める。そしておなかいっぱいなので、川沿いの公園でちょっとだけ休む。
さてと。

また会ったな。パチ屋並みに派手なの(本当はソーラー系)。どうも同じ編成に出くわしやすい。

いつの間にやら曇ってきてしまったため、このうっすら感でおわかりいただけるか不安だが、ここは鹿児島らしく桜島バックで撮りたかったわけで。ただこれが意外にも難しく、

停止線まで来ちゃうと山が半分以上隠れるとか、そもそもラッピングが派手すぎて背景に目が行かないとか。先程同様、というか路面電車の宿命として、サイドから撮ると車が入る率が超高いし。

結局一番まともだったんはこれかな。やはり風景と合わせるには、昔ながらの車両(塗装含め)がしっくりきやすいようで。

緑化いいよ緑化、と旦那さんが言うので楽しみにしていた鹿児島の市電。確かにその威力は大きく、ただ線路だけ眺めていてもなんだか癒し効果があるような。

さて、そろそろ帰り道。

このマイアミにも数回会ったけど、なぜか玉砕ばかり。最後でようやくそれなりに、と一生懸命だったからか、運転士さんが女性であると気づいたのは乗車後アナウンスが入ってからだった。

で、なぜかまた天文館。乗り鉄ならではの「細かいチェック」が発動したためこうなった。一応全駅通過はしたが、天文館通と高見馬場の間をまっすぐ抜けるルートは通ってないよなと。そう教えてくれたのは旦那さんだが、じゃーそこ乗ろうって言っちゃう辺り、我ながら細かいなー。

まあそんなわけで無事乗って、中央駅に帰還。

最後まで12月らしくない花壇越しに電車たちを見送って、荷物を取り出しに向かった。

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