OtiS IV

当たり前のように寒い日が続くようになり、エアコンやら風呂やらの出番が増えてきた。春が待ち遠しいという言い方もできるけど、冬ならではの楽しみ方で乗り切りたいもんだ。温泉とかも寒いうちに行くつもり。
さてウィーンですが、水曜午後もやっぱり電車中心で。

そのまま Karlsplatz まで歩き、トイレを済ます。標準価格 €0.5 にもかかわらず、まさかの便座なし便器。まあヨーロッパではたまにありますけど、と、昔イタリアの空港かどっかで遭遇した記憶も甦る。
ついでに駅窓口に赴き、模型が買える場所を尋ねるも、つい数日前行ったあの施設を案内される。実店舗販売は結局博物館しかないらしい。あそこまで行く時間はないので、現地での購入はあえなく断念。

では撮影に専念しよう。オペラ座前から2系統に乗り込む。

電車と絡めるのは至難と判断して予定に組み込まなかった、自然史博物館&美術史美術館を車窓からちらっと確認。国会の角を曲がり、ちょっと行ったところで下車。

月曜に通過した時、気になったエリアがあった。その最寄りと思われる Lederergasse 電停付近。

あらかわいいお店。どうやら子供服屋のようだ。

よく観ると、2階くらいの高さで歩道上に張り出すように掲げられた看板が結構ある。ちょっとだけ香港を思い出したが、イギリスではどうなのだろうか。

ここに足を運んだ理由は、道の狭さにあった。

線路と歩道の間に車道は存在しない。自動車は、電車がいない隙に(もしくは電車にくっついて)線路上を通っていく。真の意味で併用軌道。ゆえに、撮影者目線では車両との距離が近くなる。

歩道沿いには小さな店舗がずらりと軒を連ねる。商店の賑わいを、電車のある風景に取り込もうとしばし頑張る。カラフルな書物が並ぶ本屋に目を留めると、ショーウィンドーの中になんと枕草子が。ドイツ語では Kopfkissenbuch(直訳:枕の本)っていうらしい。へぇ。

こんな狭い道沿いでも車持ちは一定数いるのだろう、ちょっと西の区画には駐車できるスペースが設けられている。ヨーロッパ標準のみっちり詰めた車間で多くの車が停まる。

それでも、ちょっと視点を上にやれば折り目正しく美しいファサードがずっと続く。築年の新しいものも少なからずありそうだが、旧市街に隣接した地区としての矜持によるのかな。

狭さゆえの光景は他にもあった。電車が止まれば、車だけでなくちゃりも止まる。ここでは追い越しが危険だと、おそらく経験則で知っているのだろう。

さらにはバスまで登場。典型的な観光エリアとはちょっと違う空気が、ここには流れている。

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