欧羅巴行進曲 (6) 第一楽章/Schlachthausgasse

実家からの転居通知が全然来ないなーと思ってたら、今日来た。いやいやいや、夕方発送のゆうパックが翌朝着く距離なのに、20日消印の葉書が今日って。これ絶対、不在中の配送差し止めで迷子になってたな。やれやれ。
さて旅の2日目、この日最初のメインイベントに向けて移動中の模様を。

18系統がやってきた。

また新車だ。もしかして旧車は選ばないと乗れないのだろうか。それが杞憂であったことは翌日判明するが、現時点ではおいといて。

ところ変われば品変わる。それは電車においても例外ではない。

優先席表示が妙にポップかつリアルだったり、松葉杖に相当するものの形状がだいぶ違ったり。

車内の案内表示板がローマ字1文字サイズに特化されていたり(これは車両による。ものによっては普通の1枚モノの3色 LED)。

おそらく旅行者に最も親切と思われるのは、新車に設置してある液晶画面。次駅以外に他の電車やバスの乗り換えもバッチリ文字表示してくれる。

今回、ウィーンのトラム(と書くのが楽なんで便宜上そう表記しているが、現地語で straßenbahn と言うのが妙にしっくりくる不思議)で印象に残ったもののひとつが、車内で次の電停を案内する自動音声。
和音がぽーんと1音鳴った後、いきなり電停名だけ言う。他系統やバス等の乗り換えがある場合は、簡素な表現が続く。

Albertgasse. Umsteigen zur 33.

みたいな感じ(後日乗った2系統だと多分こうなる)。
つまり、日本語だと「次は○○○、○○○です。△△△線をご利用の方はお乗り換えください」ではなく「○○○です。△△△線は乗り換えです」しか言ってないイメージ。和訳すると途端にそっけなく聴こえるが、現地ではむしろ余計な語句がない分わかりやすかった。来日した外国の方にとっては、もしかすると “The next station is” や “Please change here for” はくどいのかもしれない。

と、そんな細かい考察はさておき。

こちらは18系統の終点、Schlachthausgasse。地下鉄に乗り換えができる。

しかし、そこはかとなく御堂筋線的ななにかを感じるなと思ったら、駅名部分のカラーリングだった。上列が黒、下列が白地で、アクセントカラーに路線色。どっちかっつーと、大阪がヨーロッパを参考にしたんだろうな。エスカレーターの片寄せ方向が欧風なのも万博頃の名残だというし。

付近の店は大半が開いていない。まだ9時半ということもあったが、それより日曜であることが大きそう。

近隣の目的地に向けて、ぶらぶら歩いていく。

おや、こんなところで工事中。現場で使うような事業用車にふつーにベンツが入ってるのは、日本人視点だとちょっと新鮮。

角を曲がっておしゃれなカフェの脇を抜けると、めざす場所はもう目の前。

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