おもひで二重奏 (2) 城下町の繁華街

おっと、昨日更新するのを忘れていたよ。下書きが追いつかなくて必死なんです、はい。ここから九州ツアー初日の本編。

熊本かー。小学校の修学旅行で城と阿蘇山行って以来だから、自力訪問は初めて。そこへ何をしに来たかというと。

市電ですね。路面電車好きが揃ってるもんで。1日乗車券を仕入れて、れっつごー。

おすすめ撮影地は複数回訪問済の旦那さんに尋ねるのが一番早い。そしたら定番はここだというので、まずはこちら、通町筋電停。

なるほど、これがかの有名な熊本城バックか。いいねぇ。でもちょっとその青看板避けたい。

避けてみた。でもそうするとお城が一部欠けるという。

こっちの方が妥当かな。
車の行列をよそに、すいすいと近づいてくる電車。本数ならバスの方が多いが、快適さは上かも。

おや? なにか様子がへんだ。

前に停まっている編成が発車できずにいる。鳴りっぱなしのブザー。運転士さんが怪訝そうに様子を観に行ったり、無線で連絡したり。どうもドアがうまく閉まらないようだ。

ちょっと気をもんだが、しばらくすると無事発車していった。

2本停まっている間に、反対側ののりばへ移ってみた。

こちらからだと、神社が少し見えやすくなる。

乗車中から気になっていた、陶器製の駅名票。風流な書体で揃えたかったのかもしれないが、お役所だけは視認性を重視したようだ。市電やし。

城と反対側の、歩行者信号が青になる。

土曜ということもあり、かなりの数の人が一斉に行き交う。電車が停まっていればそのまま乗り込む人もよく観られる。

すべての信号が赤で静止する一瞬。鶴屋のアーチ、上下の電停を仕切るガード、大きく弧を描くレール。人と車の流れが止まると、いろんな曲線がよく目に入る。

そしてまた車道が活気づく。その繰り返しをしばらく眺めた後、また電車に乗り込んだ。

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