オンリーワンのある街 (4) ふくらむ希望・4
9 Jul 2013
4年に一度の法定点検というやつで、電気保安協会のおっちゃんがやってきた。保安協会というとどーしても名物 CM が頭をよぎって離れないわけだが、ここは関東なのでそういうおもしろ要素は特にございません。
さて、福井の沿線ばかりじっくり巡る旅はまだまだ続く。
着いていくらもしないうちに、カーブの向こうからとっても目立つ顔が覗いた。目の辺りが若干隈取っぽくもある。
駅そのものも、構内も、概ねずっとカーブばかり。派手なオレンジは地を這うようにスムーズに走り去っていく。
てなわけで、ここは北府駅。きたご、と読むらしい。読めんわー。構内には古そうな車両がいくらか置いてあった。
こちらにも年季物の大型車の姿が。窓の装飾などから判断するに、イベント列車にでも使っているのかと。
銚子のに比べるとものすごく巨大に思えるデキ。台車がそれなりに綺麗なので、どうやら現役のようだ。
ここに寄った理由は他にもある。駅舎だ。さっき車窓から観て気になったので。
リニューアルしたのは誰の目にも明らかだが、往年の姿をとどめているに違いないと思わせてくれる佇まい。
駅舎の半分は資料館になっており、昔使っていた機材や、かつてあった別路線の歴史などが掲示してあった。
もう半分が待合室。むしろ建物自体が資料のようなものかもしれない。
て、建て替え完了したの去年すか! どうりでやたら綺麗だと思ったわ。バリアフリーも完備だし。しかし、うまいこと以前の雰囲気を残したものだ。
リニューアルの時に一緒に整備したのだろう。駅舎以外のところにも、いろいろな説明板が立てられていた。
ご丁寧にも「留置線」の説明までしてあってびっくり。
そして立ち入れない奥の方には木造の車庫。大ベテランから新入りまで、あれやこれやをここで面倒観てるんやね。
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