ちょっとオフピーク (2) 草躍る道

実家から高級海苔が届いた。お中元ではなく法事の返礼品(のおすそわけ)らしいのだが、小学生の頃は中元歳暮といえば海苔が待ち遠しかったものだ。ごはんに味のり載せて旅館気分味わうのが至高、みたいな。
と、そんな小市民な思い出はさておき、本日も5月末の江ノ電沿線から。

前回書き忘れたが、この日は2人揃って修行レンズの単焦点勝負であった。そうなると、撮りたい構図に合わせて立ち位置調整というものが必要になる。それが顕著に出たのが、次に向かった七里ケ浜、鎌倉プリンス付近でのこと。

植物に疎いので名前は判らないが、何かもふもふした綿毛をつけた草が気になり、これを活かしてみることに。それぞれファインダーを確認して、お互いがフレームインしないように気を遣う。

ざわわな感じで。むしろもうちっと草の丈があってくれると雰囲気が出るのだが、まあそれはそれ。

ポジションを変更して対向列車も。こっちの方がイメージには近いかな。海の見えるチャペル、この時間帯は挙式がなかったようだ。

鎌プリといえば、横の坂も撮影地としてよく使われているかと。

海の前を走る電車を収めるお手軽スポットだが、右奥のファーストフード屋を隠しつつ障害物避けというのは微妙に難しい。

陽が傾き始めたので、半逆光を期待してさっきの草むら脇に戻る。輝くような表現をするには、ちと光線状態が合わなかったかな。

いやーなに撮っても修行やわー。疲れたからおやつにしよう。

休憩のために鎌高まで移動して、ベンチで海を眺めつつ、ちえのケーキ(前回参照)で買ったマドレーヌをおいしくいただく。もふもふ。素朴な味わいがいいね。

そこへえのんが現れた。今日は嵐電と一緒にお仕事のようだ。

走るえのんを見守るゴミ箱えのん。鎌倉で観たのと絵柄が違うのは、どうやらゴミの種別によるらしい。駅員さんバージョンはあまり見かけないが、もはやえのんである必然性がほとんどなくなっている件。

ど逆光を承知で、鎌高付近でもちょっとだけ撮る。

もうちっと調整するとモノクロの絵として成立するかも。それにしても、相変わらず車もちゃりも多い。海を観るためにあえて渋滞に巻き込まれる、くらいの考え方をした方が幸せだったりして。

さて、休憩もほどほどにしてもう少し回ってみますかね。

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