週刊東洋経済 2010/04/03号 鉄道新世紀

21世紀になってもう10年経つのに何が新世紀かと思ったら、もしかして開業等で100周年な路線がいろいろあるからか。ぱっと思いつくだけでも、山手線とか阪急とかおけいはんとか。
などと考えてみたりする、経済誌の特集ふたたび。きっと前回むちゃくちゃ売れたんやろな…。

わたしが読むと、どーしても新幹線絡みばかり注目するのは仕様です。でも多かったよ。

  • いきなり見開き写真が指令所
    手前が海で奥が西。あのパネルは南が上向きなのか。
  • しゅぽっと吸い込まれるトイレ
    文中で初めて「500系」のワードが出たのがトイレ関係。ちょっと笑ったが、あの方式は幹線では初だったのか。言われてみれば。
  • デザインといえば…
    ここでやっとうなぎフォト登場(もう1枚は別記事で餃子看板とコラボ)。そりゃ西の社長さんもメロメロですわ。「すべての新幹線の頂点」…なんと魅惑的な響きだ。
    一方で、E5 は撮りづらいだの、N はワクワク感に欠けるだの、水戸岡さんはカモノハシ顔が好きになれないだの、そりゃあもうバッサリと。この章の執筆者は絶対うなぎファンだと思う。
    ついでと言っては何だが、VSE・ラピート・はくと辺りの経緯を読めたのもちょっと嬉しかった。あと、某誌読者の皆様には既にお馴染みの橋本女史も2記事担当されているが、守備範囲めっちゃ広いな、あの御方。
  • 最前線=実情とか展望とか
    比較的明るいノリの話が北海道しかない。手厳しいな。とりあえず飯田がんばれ。

厳密には新幹線じゃないけど、海外の高速線ネタがやたら充実していたのは、グローバルな視点にならざるを得ない経済誌故のことかも。
経済誌らしいという意味では、各社の収支推計。大雑把な知識としては判っていても、誰が観ても運営やばそうな路線が数字になって並んでると、改めて寂しいものがある。

なんせ70ページもあるんで、読むだけで一晩終わってしまう勢い。でもなんとなく、普通の鉄道誌を惰性で買うよりは読み甲斐があるような。

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