わらべに還る弁天町 (1) いつか観た未来

金曜のこと。頼まれ事で難波に行って、その後。京都に行きたかったけど、昼特的に時間が厳しい。じゃ、あっち行くか。
てことで、夏休み突入してお子様でごったがえす前に行きたかった施設のひとつに行ってきたよ。交通科学博物館。記憶が確かなら1回来てるはずなんだが、中で何を観たのかまるで覚えてない。その理不尽さに自分でも首をかしげつつ、今度こそしっかり観ようというわけで。そしたら予想外の大収穫につき、数回に分けてまとめ。

JR 系の施設だけあって、イコカ(正確にはスイカ)でらくらく入場。と、目の前に掲示が。なに、模型運転。最終が15:30。現在時刻、15:22。観るしか。展示物を全スルーして、一番奥のパノラマ室へ。

あー、いいね。いつ観てもこの手のものはいい。年甲斐もなく、空いていた角に居座る。

ほどなく HO ゲージの運転が始まった。正味15分、朝と夜が2回。
0系で始まり、500と N で終わるという、実に西らしい構成。と思いきや、当然のように走るワイドビューひだ。さらに「東北地方の…」って何故キハ100がここに。
基本的には「平均してちょっと古い」。環状線が103の未更新やったり、オーシャンアローじゃなくてスーパーくろしおやったり。それでも、トワイライトとブルトレ(北陸?)や、500と N が、街も空も暗転した中を駆け巡るシーンには客席から「おぉ〜」と歓声が。えぇ、お子様に囲まれつつ普通に楽しんでました。

さて展示展示っと。ふりだしにもどると、どどーんと構える赤とベージュの巨大な物体。

リニアだ。ちっちゃい頃絵本に載ってたデザインの。

燦然と輝く JNR マーク。鉄板のつぎはぎっぷりに、なんとなく試作車らしさを感じる。横に設置されていた動作模型は、残念ながらボタンが故障して動かなかった。

で、その奥にはアレが。今回一番観たかったかもしれないもの。

0系、正真正銘の第1編成。しかも運転台見学し放題。これをゆっくりやりたくて、夏休み前に来たのだ。では早速失礼しまーす。

わ、高い。客室やホームとフラットな最近の車両とは訳が違う。

マスコンも動いちゃったりなんかして。ブレーキ緩めたりフルノッチにしたり、現役の実車では不可能な運転士気分を味わっていると、車外から親子連れの気配。ではそろそろ次に譲ろう。
客室はシアターになってるぽかったが、上映内容がお子様仕様っぽかったので遠慮しておいた。今思えば、気にせず入っておけば客室内も観れたのか。惜しいことをした。

という、リニアと新幹線でできている第1室であった。

歴代車両(東海道限定)の模型も並べてあるのだが、今でもイチオシが500なのは仕様です。多分。だからパネルのキャプションで「快速する」って誤植があったのも観なかったことにしよう。

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