ハマが愛した電車 (3) 開閉の工夫

時節柄売ってて当然なんやけど、お盆の提灯だの墓参り用の線香だのろうそくだの、そういったグッズがスーパーの目立つところで売ってるのが、今年はやたらと目に入ってくる。まあ実際他人事じゃないからねぇ、と考えつつ線香を1セットお買い上げしてきたのであった。
さて今日も引き続き横浜市電から。

隣の車両からまた塗装の雰囲気ががらっと変わる。帯を入れるタイプから、中段クリーム色を挟んで上下塗り分けに移行したのが、このへんの時代になるのかな。

続いては 1311 号車。

戦後すぐということもあって増産を急いだためか、座席両端の板などでちょっと造りがシンプルになっている。

中扉は戸袋つきの両開き。わかりやすい写真がなくて恐縮だが、運転台寄りの扉は折り戸になっていて、同じ車両に違う方式のドアが共存していたことになる。

置き場所の関係なのか、その先の展示だけちょっと形式番号順が逆になっている。

隣は 1601 号車。高度成長期頃の車両は、いろいろと時代の進歩を大きく感じる造りになっていた。

なんといっても内装の色が大幅に異なる。白ベースの車内はとても明るく、今までと大差ないはずの若草色モケットまで鮮やかに見える。
さらに中扉の位置が両サイドでずらしてある。よその路面電車でもよく見かける定番配置だが、横浜ではいまいち受けがよろしくなかったのか、この形式は路線全廃まで残らなかったそうで。

扉はすべて4枚構造の折り戸。戸袋不要で開口部が大きいところが採用理由かな。バスでは現在もおなじみの形状なので、市内のちょい乗り手段には適性が高かったのかもしれない。

ところで、さっきからちょいちょい気になっているものがあった。

昨年のリニューアルオープン時に掲示された、当時の再現広告。いかにも時代を感じさせるデザインや文面が非常にいい味を出しているが、それにしてもキリンばかりである。自社掲示物(路線図とか)と時代背景の説明以外は全部キリン。

何故そんなことになっていたのかは、さらに奥の展示物が教えてくれることになる。

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