ハマが愛した電車 (2) 躯体の長短

当家の洗濯は2日に1回くらいなのだが、1サイクル分やったらだいぶ日常生活に戻ってきた感。なにげない動作や習慣の繰り返しが積み重なって平和な日々ができているわけで。と、なにか非日常がある度に似たようなことを考えているような気もしたりしなかったり。
では横浜市電見物の続きを。

前述の通り、館内は広いようで狭い。絶妙な位置に柱があったりして、収蔵の車両全部を1枚に収めるのは無理があった。

またカラーリングもそれぞれ相当に年代差があり、これが全部同時に走っていたらバラエティに富んでいておもろいけど統一感はないな、と余計なお世話的感想も浮かぶ。まあそれは今の広島とかでも似たようなもんか。

続いての内部見物は 1007 号車。

さっきの 523 号車と似たような年代の車両なので、内装の雰囲気も非常に似ている。大きな相違点は、片側に3扉あること。降り口は前か後か不明だが、少なくとも乗り口は中央だったと思われる。

中扉は大きな2枚で、連動して片寄せに開く方式のようだ。間口の広さから、乗せるときは一気に乗せて乗降の時間を短縮する目的かな、と推測。

傍らの注意書きにも時代を感じる。まだ当時は自動ドアが珍しかったのだろう。ただ、挟まれないようにとか書いてない辺り、現代の方がおせっかい度高めかもしれない。

それから数年ほど新しいものになる、お隣の 1104 号車。

この2本、基本形状は似ているが、車体長が随分と違う。コンパクトな前乗りタイプと、収容力重視の中乗りタイプの差だろうか。

顔には矢印が1対。クルマで言うところのウィンカーと思われるが、原始的な造りがむしろ微笑ましい。

こちらもやっぱり戦前生まれのもので内装は類似。ただ、よく観ると窓形状が上下2枚式になっていたり、降車ボタンがついていたり。後者に関しては、市電末期まで使われたことの証か。

出入口にかけて床に傾斜がついていた。乗り降りのステップを低くするためかと一瞬思ったが、それにしては中途半端。台車の直上部分が高床になってるだけ説の方が有力かも。

車内の広告枠では当時の掲示物を再現する他に、豆知識的なものもいくつか解説されていた。

内容はともかく、なにかの年代にちなんで形式番号をつけたりする発想は、昔も今もあまり変わらないようで。

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