思い出にふれる梅小路 (6) 黒煙を上げて
10 Mar 2018
今週は自分より旦那さんが多忙を極めている。定時で帰れた日はほぼなく、今日も休日返上(半ドンなのが幸い)。ただこっちも来週以降は勤務時間を減らすことになってるから、最近のゆるゆるモードから効率重視に切り替えていかんとね。
なわけで時間があるうちに、京都鉄博の巻本編ラスト。次回おまけ予定。
この高さからの景色は、新造されたその通路によって見えるようになったわけで。あ、ちなみに本館の3階にはもっとちゃんとした屋上展望台があるんだけど、去年も今年も寒いからスルー。
通路の途中には、実際に使われている整備工場を観察できる覗き窓も。多分かなりの高頻度で、何かしら SL の大掛かりな検査が行われている。
これも今までになかった、転車台を囲む面々を望む上から目線。ちょっと新鮮。なお旧梅小路は、今回の合併(増築?)に伴って名称が「館」から「庫」にマイナーチェンジ。
ちょうど定時の頃になると、スチーム号が動きだす。
牽引機がその時々で変わるのは従来通りだが、客車は随分と手が加えられた。
せっかくなので発車を見送る。空へ立ち上る黒い煙と、線路を埋め尽くす白い蒸気が好対照。
当たり前だが、扇型機関庫の様子は以前とほとんど変わらない。確か耐震補強を少し入れた程度だったかな。
いつもの面々がずらり並んで出迎えてくれる。
ほとんど写ってないけど、実際には結構あちこちに来訪者が歩いていた。どうやら、鉄道に興味ある勢はこちら、そうでもない勢は水族館、と、一家族でも二手に分かれるなどして相乗効果があるようだ。ついでに中間にある公園で遊ぶこともできて、親子連れにはいいところ。
整備中の模様は、以前同様こちらでも見学できる。どの車両も丁寧にお手入れされてつやつや。
大阪と京都、2ヶ所に分散していた施設を集約したことで一番効果がありそうなのって、実は「SL だって現役のモノはいるんだよ」ということがよりはっきり感じられる点ではなかろうか。走るための車両だもの、活きている姿を見られればそれが一番。むしろ現代に近い車両ほど動態保存は難しいんだよなぁ。と、本館のいいところに陣取っているアレを振り返りつつ。
こうして、出口専用となった旧二条駅舎から出て見学終了。
おっとこんなところに新幹線の父・島氏のお名前が。弁天町の歴史もまた、ここで受け継がれている。
ちなみに、すぐそばを通っている嵯峨野線では新駅絶賛工事中。来年あたりには開業するというから、完成したらまた様子を見に来るか。
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