実録・おひとり様物語 交錯編 (1) 後ろ姿に手を振って
6 Jun 2008
梅雨の晴れ間をいいことに、思い立ったが吉日の日帰り突撃。という場合だいたい何しに行ってるかってーと、まあ例によって例のごとくそういう活動なわけで。
先に結論。二兎追って一兎得たらまあいい方ちゃう?
朝。207から223に乗り換えて、新快速で一路西へ。
在来線で神戸以西に出るのはものすごく久々だ。10年前に明石経由で淡路島へ渡った時以来だが、そのとき気づかなかったことも多々。たとえば新快速とそれ以外が分離されてたり(東でいうと中央線か総武線に近い状態?)。西明石過ぎると複々線じゃなくなってたり。
微妙に対岸が霞んだ明石大橋を眺めたり、知らぬ間に子午線を越えたりしつつ、まだまだ進む。すれ違う貨物がやけに多い。
姫路で切り離した新快速には終点まで乗らず、相生で隣り合わせた各停に乗り換え。
おぉ、これが115系カフェオレ色というやつか。実車は初めて観た。アーバンの系譜を微かに感じる色遣いやな。って乗ってみたら国鉄テイスト全開やったけども。
そんな電車でがたごとと、都心ではありえない長い駅間と、見渡す限りの山並みや田植えの風景を越えて、着いたのは岡山駅。もうすぐあの子が来る。ダッシュだ。
えぇ、これは回送発車時であって、お迎えの入線は見事撮影失敗しましたがなにか。ほんと入線は苦手すぎる。技術のなさに我ながらへこむわ。
…賛否両論だった三井住友色0系。だが、青いのより先に、あと2週間でいなくなってしまう。岡山方面行きを決めたのは他の理由だったが、よく調べたら阪神地区では早朝深夜以外で0系に会えるチャンスがない。岡山なら真昼に来る。今日行くしか。それで急遽予定を組み替えて来た次第。
車両所へ帰る姿は、なんとか障害物もブレもなしに見送ることができた。おそらく最後の新色目撃になると思うけど、今まで撮った0系の中で自己最高の出来かもしれん。後追いでさえなければねー。
あと欲を言えば、発車寸前に隣に来た100系と並んだ状態をまともに撮りたかった。一応撮ったけど柵が邪魔。
では、この後のきっぷを確保して昼食だ。
岡山はつい最近リニューアルされたらしく、とても綺麗だった。駅ビルでごはんできそうだ。が、しかし。
さんすて、って略称は微妙やな。何か捨てそう。
といいつつその中のラーメン屋で、冷麺。コシのしっかりした細麺で、予想外の美味さに大満足。あなどれないぞ、さんすて。
腹ごしらえも済んだので、また在来線へ。これまた予想外の、分岐の多さ。
よーく観たら、次乗るべきものは3番線という表示。山陽線と赤穂線でホームを共有しているらしい。ふむふむ。と降りた途端。
!? どう観ても103にしか。と側面へ回り込むと、間違いなく103。そして「大ヒネ」。って、日根野? 阪和線のお下がり? 古い車両も無駄にならない世界は回る、と。
さらにそれを見送った瞬間、耳に飛び込んできた大音量のメロディ。なんすかこれ。間違いなく「線路は続くよどこまでも」。すっごいノリノリなんすけど。上にかぶる冷静なアナウンスとミスマッチすぎて笑える。
さ、赤穂線が来たぞ。なんか話が長くなったので後半へつづく。決してナウシカに見入ってタイピングが遅れているからではないよ。多分。観てるけど。
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