難攻不落の名所に挑め (1) 光との戦い

新年最初の鉄記事は年末臨時撮りまくりシリーズ、29日の小田原攻め編。1日3往復という現状考えうる最大本数、駅に張り付いて全部撮ってやろうと、はるばる行ってみた。意外と遠かった。

久々に「見切り発車」の遠征だった。あまりに決定が急すぎたことで、他の方をお騒がせしてしまうのみならず自分にまで影響が出るわけだが、その話は後で。
それでも突撃したのは、臨時じゃないと待避なしの絵は撮れないのをふと思い出したせい。つまり、これがラストチャンス。最近の小田原はえぐいとか殺伐とか噂は聴くけど、実際この目で観てみたいというのも少々。

秋以降ついったーの威力を感じる機会が何度かあって、今回もそう。前日、ふと観たらフォロワーさんが増えていた。お名前とブログは拝見したことがあった、かずきパパさん。そして夜には早速コメントをいただいた。なに、明日参戦するか検討中。ちょっと迷い始めていた決断がこれで固まった。行きます。

で、翌朝。7時のニュースのおかげで「帰省ラッシュ開始」をあやうく思い出し、復路のきっぷを指定席に切り替えて家を出た。
直通で 6A に間に合う唯一のひかり、462A で現地入り。関西から小田原に行く選択肢がどれほど限られているかは、「まもなく小田原です」を告げるチャイムとともに動き出した人の多さが雄弁に語っていた。

さてと。
下りホームに移動すると、案の定同業さんが10人前後。思ったより少ないのは、6A が定期だからか。数枚試写を済ませ、さて本番。

…何故ここで曇るかなぁ。あんまり露出補正で持ち上げると鋭さが消えるし。てか、400m の車両をインカーブで撮るのはやっぱりちょっと苦しいものがある。人が少ない理由はこれか。

通過後、思った通り大移動が始まる。わたしも速やかに上りホームへ。1時間ほどすると、約10分間隔で上下1本ずつ来る。どちらにも対応できるように、念入りに練習。しかし困ったことに、上りの精度が上がらない。鼻切れ連発。
そんな中、6A を沿線で確保したかずきパパさんが到着。はじめまして! 挨拶がてら話し込んでいると、おっと通過時刻が迫ってきましたよ。
さあどうかな、7154A(と見せかけて送り込み回送)。

えーと。鼻切れなかっただけまし? でも引き付けが足りないのは不満。それより問題は光線条件の悪さか。暗いよー。

気を取り直し、教わったおすすめ位置に移動して望遠にチェンジ。

29A 接近。ついでにこの日の小田原の盛況ぶりを記録に残す。多分、写ってる人の大半は同業さん。でも正直、安全柵がある分だけ米原よりはカオスにならない気がした。
さあもうすぐ、と気をひきしめた次の瞬間。背後から駆け抜ける N が! いつもこのタイミングで上りが来ることをこの時点で知らなかったため、激しくうろたえる。そのせいだろうか。

望遠では珍しく、待避列車の窓7〜8枚分も早切りになってしまった。これは掲載用にトリミング。

13時を回ったので、ここで昼休憩を挟む。続きは明日。

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