君が幻になる前に (5) 終の夜景

51A、正真正銘の最終日。土曜の有楽町がラストだと思ってたけど、ちょっとこれだけ時系列ひっくり返して予定外の更新つっこんでみる。本当に予定外やったんで、以下全部μ画質なのは勘弁してください。

だいたい24時間経つと筋肉痛が来る。昨夜から部活の分がやってきた。足をかばいつつ会社に着き、睡魔との戦いにもどうにかこうにか勝利して、さくさくと仕事を進める。
隙を観て、いろんな所を巡回。各地で 28A のお見送り隊が発生している。いいなぁ。51A、定時上がりなら行けるんやけどなぁ。でもどうかなぁ。と気をもんでいたが、17時台までに、ひっかかっていた難題複数がほぼ解決。18時半には片付いた。
…いける。

通勤路線が御堂筋で良かったと今回ほど思ったことはない。乗り換えなしで新大阪に突撃。まだ痛い足に鞭打って階段を駆け上がる。と、意外にも同業さんはちらほら程度。そうか、平日やもんな。

直前の当駅止まり、Z2 は随分長く停車していた。もうそろそろだという頃に、ようやく鳥飼へ引き上げていった。

ふと見上げる。普段入線がなくても、W のための目印はちゃんとついている。これもいつかは外される。ただそれが今日じゃないだけ。

気づいた時には10人少々集まっていただろうか。51A は、おそらくいつもと同じように静かに滑り込んできた。μはとことん流しに向かないカメラなので、入線時の写真は他の方におまかせ。

0051 を示す列番表示器。W の停止目標。可能な限り、堂々とした姿を証明する小道具を詰め込んでみる。これは W9 最後の晴れ舞台になるのだろうか。

一足早く着いたばかりの K の赤い目が、遠くで側面を彩る。そして、ホームをこうこうと照らし、円筒のボディをそっと輝かせる蛍光灯の隊列。もうここで夜に W を観ることはできない、それがなかなか実感できない。

3分停車はあっという間に終了。W9 は悠然と博多へ去った。
それを見届け、自宅へ向かう快速にギリギリで飛び乗り(駆け込みはしてないよ)、空席に座ると足の痛みを思い出す。部活のが治る前にライブの分が始まってしまったようだ。
あぁ、これで本当に定期は1往復になってしまったのか。わたしたちに残された時間はあまりに短い。短いなりに、できることを精一杯やろう。

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