君が幻になる前に (3) 都の交差

本日(昨日か)お会いした皆様ありがとうございました。昼も夜も楽しいことばかりでもう胸がいっぱいなのだが、とりあえず「完全に時系列」が皆様にとって一番平等かなと思ったので、上京前の話から粛々と進めることにする。
なわけで 28A お見送りシリーズ、さらに11/1。先週のライブ翌日に以下略。

朝。じゃらんのプランで得た朝食券をなんとか行使、ライブレポの大半を打ってチェックアウトしたのが11時。
…う、午後まで暇だ。どうしよう。考えた挙げ句、道頓堀のドンキで東京用にルミカを仕入れ、また難波に戻って FREESPOT のあるカフェへ。しかし、まっくを開くことはなかった。だって席がこんなんよ。

靴脱いでマットレス敷きのエリア。なにこのなごみすぎる空間。この後の用事がなかったら絶対寝てた。この席に当たるかどうかは運もあるけど、難波へお越しの皆様、時間に余裕がある時は是非! マルイの7階に行けば判るんで。
そして案の定ゆっくりし過ぎ、御堂筋に乗るのが15分遅れ、新快速にぎりぎりで飛び乗る羽目に。まぁ成り行きで動く日があってもええやん。

で、京都。といってもホームとか東山とかではない。だって雨やし。それに、今回どーしても撮りたい絵はあの場所以外では不可能。一旦フロアを間違えつつ、どうにか到着。

行き交うものを観つつ、ついでに他編成のクロスなど撮りながら、障害物を見定める。これはかなり条件が限られるなー。

色々試した結果、広角は考えず潔く 70-200 で明るさを稼ぐのが吉と判断し、この後つけかえた。

視点を限界まで低くすると、かろうじて14番線の電光掲示が見えた。乗車口はありません。もうすぐあのホームにうなぎがやってくる。それを待っているとしか思えない、カメラを手にしているらしい人もちらほら見受けられる。
雨がまた強くなる。それでも、少々の降雨ではダイヤは崩れない。


29A が予定通りに着く。柱を慎重に避けてロゴを捉える。

そして振り返る暇もなく、11番線に 28A が着く。

素早く滑り込み、やがてゆっくりと停車。
来週わたしは関西にいない。だから、両端とはいえここで並ぶ姿に立ち会えるのは、これがほぼ最後のチャンスと判っていた。でなければ、こんな雨降りしきる日に京都まで来ない。もっと早く来ておくべきやったけど、ここで東寺バック以外の絵を撮れると気づいたのがつい最近だからやむを得ん。観に来れただけ良かった。


一瞬同じ時を同じ駅で過ごした、うなぎたちが去っていく。

W7 は西へ。そして W9 は東へ。

余さず見届けて、わたしも家路につく。雨に濡れる窓越しに、賑わう在来ホームを見下ろす。もうミックスジュースを飲むには寒い季節が、知らぬ間に訪れていた。

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