ほんのり黄昏ターミナル

よし、11/9は CD 屋さんへフラゲに走ろう。
それはさておき、9.11の大阪に話を戻す。撮影を再開したのは夕方。太陽の向かう先に雲が待ち受ける西の空を観て、明石や姫路まで足を伸ばすのはリスクが高いと断念した。で、どうしたか。

お手軽に何か撮ろうとすると、なんだかんだで新大阪になるわけで。うちは過去に2回ほど足を運んでいる、眼下に宮原を望む跨線橋。
現場に着いたのは3分前。程なくして、行き交う車の走行音に混じってかすかにあの音が。

757A として出発したのは V6。ITM でアレを観た直後だけに、単なる編成番号からグループ名をつい連想。

この日の空は、結局こんな感じになっていた。

車体が丸いからなんとなく浮かび上がって見えるけど、弱い光をまとわせるのは苦労する。

数分ほどで、入れ違いにレールスターが来る。

条件さえよければ、もっと目立つんだろうなぁ。
…でもやっぱり無理がある。ここからできることには限りがあると判断して、この後は構内に向かうことにした。そもそも跨線橋に来たのって、「シオの改札内で2時間は保たない」ということで意見が一致したからやし。

入場券を買って、21番線へ。

さっき観た時よりも、空の色は少しだけ濃くなっていた。これなら多少は遊べるかもしれない。
まずは 748A の到着を待つ。この暗さでは、入線は流すしか。うまくいくかな。

って本当ならもっと SS 落とすべきところだが、うちの実力ではこんなもんでしょうか。精進しよう。

まろやかな色の光が辺りを包み込む。

停車中に車体の反射を利用して、なんとなく夕方の風情を取り込めたりしないだろうか。2人して「なるべく映る角度」を探しまわる。

それを探る間に空の色合いは徐々に変わり始め、橙から桃色に近くなりはじめた。

そこへ現れたのはまたも B 編成。角度次第では、横顔がうっすら染まる…と言えなくもない。

ぼちぼち日没の頃。わずかに輝くレールにつられて西の空にレンズを向ける。

色調補正一切なしでこれだから驚いた。ここで何か1本来ると素敵なのだが、そもそもうちの機材ではこの暗い中の移動物には対応できないな。

振り向けば、発車を待つ 765A の頭上は、500系の塗装をそのまま移したような色合いに。

そうこうするうちに、辺りはすっかり暗くなっていた。

750A は、普通にいつもの住友色だった。それを見届けて撤収。結局この日のネタ体質は、飛行機の方で全部使ってしまったようで。

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