山とは比叡の御山をぞいふ (10) 贅の特急

そろそろ年の瀬、あちこちからいろんな飲み会の話が聴こえてくる。旦那さんも職場で少々あるし、こちらもあれこれ。転勤する人の送別会から全社での納会まで数回ありそうな雰囲気。飲みすぎ食べすぎには注意しよう。
なわけで比叡山1周ツアー、最後にちょっといい帰り道について。

乗り放題のフリーきっぷを持っているのに、何故「帰りの手段」を確保する必要があったのか。その答えがこちらでございます。

ふむ。ぼちぼち好評のようで。そもそも2人並び席が取れる最速列車がこの時刻だったから、あえて四条まで往復したりして時間つぶしてたわけだが。

というわけで本日の締めは、先日京阪に投入された関西ではやや貴重な有料特急「プレミアムカー」。8000 系をわざわざ改造して仕立てた特製車両で運行されている。

ただし特製有料席は6号車のみ。京都大阪間の私鉄で有料座席は他にないので、様子見してる面もあるんかな。

さあ列車がやってまいりました。見てくださいこの金屏風的ななにか。思い切ったね。

では中も派手なのかというと、さすがにそんなことはなく。

落ち着いたベージュと黒を基本に、ところどころ差し色でゴールド。まともな意味のプレミアム方向で安堵。

座席設備としては、JR の特急や東のグリーン車くらいの、シンプルながら過不足ない範囲。そんな中、地味にいまどきらしいなと思ったのが全席コンセント対応。そこまで長時間乗るもんじゃないにしても、ちょっと困ってる時はすごく助かりそう。なお、その関係上2人席の間の肘掛は収納不可。

なんと車内サービスもいろいろと。季節によってはブランケット貸してくれるのいいね。なお無料 Wi-Fi も試してみようかと思ったんだが、メアド登録がめんどくさくてやめた。まあ日本人は携帯屋の電波あるからね、どっちかっつーと海外向けでしょう。

先程「2人席」と書いたのは1人席も存在するから。おひとりさまで悠々乗るのもまた一興かと。椅子部分の足元は枯山水をデザインしたものかな。

そんなプレミアムな車内で味わう、ちょっとプレミアムなおやつ。

いずれもカステラ。大変おいしゅうございました。

しかしこの後、帰宅して寝る前に体調を大幅に崩して大変なことになったのは、断じておやつのせいではない。コンビニのカフェラテが原因である。だいぶ前にファミマでやられたけど、セブンお前もかー。もう金輪際どこのチェーンでも手は出さないぞ。しくしく。

と、悲劇が待ち受けているとも知らず、落ち着いた空間を堪能して淀屋橋到着。

なかなかいいものだった。500円でコレならまた使ってもいいな。

こうして長い旅はだいたい終了。実は翌週にも京都へ足を運ぶことになるのだが、それはまた別のお話。

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