みやびの足跡を残して

本格的に寒くなってきた。あったかスリッパを買うとか、ふとんを真冬モード(羽毛ダブル)にするとか、家の中ではあれこれできるんだが、気になるのは年末年始。寒いだけならまだしも、雪降られるといろいろめんどくさいんだよなぁ。
さて今回は10月中旬、混み合う前に先手を打った話。

一見するとなんの変哲もない、ある土曜の昼。梅田にやってきた。理由はこれ。

数日前に発表された、12月実施となる全線ダイヤ改正予告。いくつかの大きな変更がアナウンスされたが、そのひとつは「快速特急 A」廃止。つまり初代京とれいん終了のおしらせであった。本線系統からの 6300 系引退と考えるべきかもしれない。

てことは、過去の教訓をふまえると最終日付近に混むやつやな。乗るのも撮るのも納めるなら今のうち。そこで思い立ったが吉日、早い段階で実行に移した次第。

狙うは多少空いてそうなランチタイム、12時台梅田発。あとポジションも大事。

6両中4両は転クロ席、真ん中2両がボックス席。今回は後者に照準を絞った。

肩部分が畳・座面は座布団風、という基本形状は雅洛のボックス席(あちらは編成の両端)にも引き継がれている。

我々2人連れなもんで、2人とも窓側席に座ろうと思ったらこの「1人席向かい合わせ区画」がベストなんすよ。これは4人がけボックスでも2人がけ転クロでも得られないメリット。

運用終了前に乗っておこうと画策した当家のような人、シンプルに京都行きの手段として使う人、速達列車として途中で降りる人、乗客は様々。いずれにせよ、ぼちぼちの乗車率であった。

同じように考えたであろう人がそこそこいたことは、河原町到着後にはっきりわかる。

終端で写真を撮られる方がわりとおられましてね。といってもかわいいもんで、運行最終日の大盛況には遠く及ばず。

ちょっと待てば正面写真も余裕。

梅田と違ってここでは、実質京とれ専用ホームと化しつつある2号線にて長時間停車。地下やし側面はろくに撮れんのを差し引いても、そうあわてることはなかった。

そのまま四条界隈で昼食を済ませ、あとは戻りつつ記録にいそしむ。

沿線には詳しくないので、とりあえず高槻市でお手軽に。

おまけで雅洛。この間10分ほどなので、もうちょい京都寄りのどこかで毎度すれ違っていたことになる。

時間が余っているついでに、利用実績のない途中駅を使ってみる。

正雀。うん、車庫見学でもできない限りは来ないね。

とりあえずホームからそっと覗いておいた。京都線を一手に引き受ける車庫は広大やな。

当駅はおそらく撮影に向かないであろうと思いつつ、梅田ゆき最終でもっかい来たのでお迎え。

向かない理由はごらんのとおり。ともあれ、引退車両の終盤戦にありがちな混沌には巻き込まれることなく、当家なりのお見送りを平和に終えた。形式としては嵐山の方で細々残るけど、本線引退ってのはやっぱり節目よね。

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