近畿を制する者は (3) 万葉彩る交響曲

2年前に入手困難でだいぶ苦労した、まな板除菌に使うアルコールスプレー。各メーカーさんの努力もあって安定供給に落ち着いたのはいいけど、銘柄指名買いしてると店によっては置いてなかったりする。既存ボトルに他社製品入れるのもアレやしなぁ。
さて近鉄攻略まとめ、ちょっと奮発のターン。

乗りつぶし行程において、このタイミングで吉野を使った理由。それがこちらです。

観光特急「青の交響曲(シンフォニー)」。ここ数年特製車両の開発に熱心な近鉄とはいえ、よもやあの南大阪線系列専属まで出てくるとはねー。と驚いてからはや数年、なかなか機会を作れなかった中、今回なんとかきっぷ確保に成功した次第。阿部野橋発だと取れないから吉野発を狙ったともいう。

乗車開始まではもうしばらくかかりそう。今のうちにあれこれ記録しておこう。

座席は2+1列配置。一部は2人もしくは4人向けのボックス席となっており、当家はこのタイプ(ツイン席)を指定。

外観は紺色に金の装飾。光沢もバッチリで、撮影に適した日照条件が地味に厳しいやつ。

使用区間が固定なので、側面に幕はなし。正面もごく小さく収められている。

そして、他の観光特急にはないおもしろポイントがひとつ。種車が特急でもなんでもないごく普通の一般車両。6200 系を大改造した結果、16200 系という唯一無二の形式が付された。

ちょうどいいところに比較対象がいた。さっき橿原神宮前から乗ってきたのが 6200 系である。

言われてみれば確かに顔も断面も一緒。経費を抑えるのが目的だったっぽいけど、それにしてもようやるわ。

ボックス席はかつて4扉だったドアのうち3箇所を使ったもので、大窓で見分けがつく。

そして中間の2号車はラウンジ。乗ったら行ってみよう。

各停が出た後の隣ホームに、次の各停がやってきた。

始発駅で交響曲をゆっくり見物したいから早めに来たわけで、理論上はこっちで来ても折り返しは可能。おや、ちょっと待て。なにか先頭についてんな。

「あすか万葉」のシール。なんだか里中満智子御大のような絵柄だが、はて。と、その場で検索。ってズバリやないかーい!

側面はバリバリのラッピングつきだった。まあ確かに吉野線は飛鳥を経由するんで、このチョイスは正しい。つーか万葉集推しで19年夏から走ってるってことは、アレか。令和ネタの一環か。
いろいろ納得が行ったところで、本題の発車10分前。乗車開始の案内が出た。では乗りましょう。

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