新し物は江戸の華 (4) 煌めく都市
1 May 2022
昨日はちょっと旬のネタ供給につられて出かけてきた。なにより天気が最高だったのがありがたく、お目当ては手堅くゲット、ほかにもあれこれと収穫の多い1日であった。ただ電車移動の距離がぼちぼち長く、ロングシートの眠かったこと。
さて2月東京のスカイツリー、後半の見どころを。
入場したのは16時の枠。東京入りから時間的余裕を確保するほかに、大きな目的がひとつ。
眺めてるうちに日没タイムなるやろと思って。滞在中唯一の晴天日を狙って直前予約したのは、視程もさることながら、おひさまこそが最重要だったため。17時、勝負はこれから。
ものの10分で高度が一気に下がる。地上の建物に浮かび上がった光の道が、少しずつ細くなる。
この日、稜線に太陽が乗ったのは 17:20 頃。光が山の向こうに消え、オレンジ色のグラデーションだけが空に残るのを見届ける。
そして最後まで雲ひとつかからずバッチリ見えていた富士山。
自然のライトが消灯すれば、次は人の営みが生み出すライトの出番。
東京タワーがぼんやり光り始める頃、周囲もぽつぽつと点灯。
日没から20分とちょっとする頃に、ようやく夜景と呼べるくらいの光量が出てきた。
一部の橋はライトアップされて、ここからでも目立つ。船上から観るのも楽しそう。
日没から30分経過。いよいよ眼下がいい感じになってまいりました。
残照を色濃くたたえる空。富士山を頂点に連なる山々のシルエット。黒背景に浮かび上がる光の物量は、さすが東京。
はっきりと主張を始める東京タワー。一方、ビルの合間にぽつりと光るものを発見。あれは国会議事堂か。
回廊を歩き、北方にも視点を送る。光の粒は埼玉までびっしりと広がっている。そして延々と赤く染まる高速。この日は金曜、つまりふつうに平日。道路の光は帰宅ラッシュの列でもあるだろう。
いつまでも眺めていられそうだが、そろそろ引き上げるとしよう。徐々に高度を下げながら、名残惜しくてつい撮りながら。
四方八方で圧巻の夜景をたっぷり堪能して、この日の活動は終了。つくづく、旅程中に晴れの日が1日だけでもあってよかった。ツリーの足元でおいしい夕飯をいただいて、お宿に帰投した。
あ、ちなみに今回のお宿はこちら。
赤坂エクセルホテル東急。最寄りが赤坂見附ということで、押上アクセスの良さ(永田町を使えば半蔵門線で1本)が決め手だったりする。場所が場所だけにしっかりしたお宿でございました。
そうそう、その半蔵門線で東急の新車を引き当てた。2020 系っていうのね。
壁際の広告枠が大半デジタル化されていてびっくり。中吊り差し替えの手間はかからんし、動画ならではの内容も入れられるし。
※続きはこちら→ (5) 栄える城下
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