せたレンジャーが行く (3) 蛙の眠る街
2 Apr 2011
避難場所確認の意味も含めて近所を2人で散歩してきたら、結構いい運動になった。多分これで何かあったら広域避難場所まで歩いていけると思う。多分。
ま、今日のところは世田谷線の続きを淡々と。
というわけで宮の坂である。
北ゆきホームの背後に、なにかいる。どう観ても静態保存のなにか。
渋谷の青ガエルと良い勝負の、少し深めの緑。その奥で、現役バリバリの眩しい緑が仕事中。
車内への出入りが自由なようなので、入ってみた。
緑のふかふかした座席に、木の床。うーん、実に典型的な「往年の路面電車」って感じ。それにしても保存状態いいなぁ。
うっすら陽の光を浴びて渋い色を放つ運転台越しに、今も動いている電車を観ていると、なんだかこっちも動けそうな気がしてくる不思議。
どうやらこれは、一旦お役御免になって江ノ電で余生を送っていた車両が、その第2の人生(車生?)を終えてここでのんびり暮らしているらしかった。
区民センターって駅横の建物か。終着駅で、これからも大事にされるといいね。
では、ぼちぼち移動するとしよう。あっ、片隅にまたねこが。
続いてやってきたのは、上町。ここに唯一の車庫があるそうで。さらに、ここがおおよそ中間地点にあたるみたいで、少し観ているとよくすれ違う。と、いうことは。
かなり無理があるが、頑張って3本撮り。
トイレ休憩と、あったかい飲み物を少しとって、ちょっと駅の外に出てみる。正確に言うと、自販機が駅の外だったので。
踏切を渡ろうと待っていると、駅員さんが現れて、他の人たちの後ろでそっと待っている。
結果として、駅員さんと一緒に反対側のホームへ行く形になった。次の電車の発着時に、安全確認をする意味があったようだ。というのも、
ここ、非常にとっても急なカーブで。あっちはともかく、こっち側でワンマン運転だと確かに後ろまで見通しがきかないかもしれない。なるほど。車両は小回りが利いても、そこまではね。そこを補うマンパワーであった。
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