もうひとつの名阪 (4) 都市に跨がる
16 Oct 2020
実は今週の当家、秋休みでございまして。今年は海外旅を見送らざるを得ない状況の中、それならば国内で(もちろん気を配りつつ)楽しめばいいじゃないかと方針転換。未体験のモノや久々すぎるモノなど堪能してきたよ。その話はまたそのうちね。
なわけで先月の突発名古屋旅ラスト。
展望を終えて地上に戻る。
JR の駅ビル、中層の展望台は昔行った記憶があるな。他にも駅前には象徴的なものがいろいろある。
そのひとつでもあった、ロータリーの真ん中にそびえるモニュメント「飛翔」。変わらぬ風景として眺めていたが、なんと今年度中に解体されるというのを後日知った。理由はリニア駅。一部は移設で残す方向らしいけど、ちょっと寂しい。
背後には、すっかり現代的に生まれ変わった(といっても今の姿になってもう5年)大名古屋ビルヂング。低層階の輪郭以外はあまり初代の名残を感じさせない中、肩に掲げた建物名看板のフォントはどことなく面影漂う。
そして名鉄百貨店横の通路名物、ナナちゃん。バッチリマスクしてた。
帰りの車中でいただくおやつを仕入れて、そろそろ駅へ戻ろう。
これが正面改札。はて、ここを使ったことはあっただろうか。幾何学模様を多用した特徴的なデザインに見覚えがないから、むかし乗ったときも別ルートで来たのかも。
通路をつきあたりまで進んで、特急ホームへ。
降車時は移動することしか念頭になくて気づかなかったけど、JR 連絡改札付近がえらく太っ腹だった。連絡口だから券売機があるのはわかる。が、まさかのライバル新幹線まで全対応。まあ競合相手といっても、大阪以外かぶらないからいいのか。
帰りはごくふつうのアーバンライナー(plus)を指定。
席が取れたからデラックスを奮発。2席並びでも椅子本体が完全分離しているので、もし他人と隣り合っても気まずさが薄れるのはいいね。
さすがに若干の経年を感じなくもないけど、まだまだ現役。ひのとり増備後は停車駅の多いタイプをもっぱら担当することになるそうで。て、今回乗った便もそのタイプなのはさておき。
おやつは最初高島屋に行ったけどいまいちピンと来ず、名鉄でさらに悩み、結局シーキューブ。ご当地スイーツを買おうにも、電車内で問題なく食べられるものは極めて限られるわけで。そんなモンブランにコーヒーを合わせたくなり、駅ナカで追加。正しい選択だった。うまいけどめっちゃ甘い。
たまに案内表示部が前面展望になる(ひのとりも同様)のを楽しんだり、まるで馴染みのない途中停車駅を興味深く眺めたり。
大和八木で停車時間が長いと思ったら、伊勢から京都へ抜ける特急との対面乗り換えのためだった。かつて名阪間しかなかった特急が現在のように規模を拡大したのは、新幹線との速度勝負を捨てて観光地への利便性を図ったのがきっかけらしい。おかげさまで便利に使っております。
そんなこんなで、思いつきの名古屋日帰り旅はお開きとなった。
近鉄3大メインルートのうち名伊は一部乗車済(宇治山田以北)、今回これで名阪が埋まった(旦那さんが未乗車だった)。あとはそのうちがんばって賢島行けばええんやね。
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