マルーンに雅をのせて (3) にぎわいの余韻

週末は金曜夜含めて花見三昧。近所から毎年恒例スポット、さらに初訪問の場所まで、終わってみれば結構盛りだくさん。ほぼ満開ピークでもあり、しっかり1年分楽しめた。惜しむらくは新規開拓があまり進まなかったこと。どっかいいとこないかなぁ。
なわけで先月下旬の阪急観察ラスト。

主役が去ると、さっきまで大賑わいを見せていた終端付近はあれよあれよという間に静かになった。

京都線系列にも普段の光景が戻る。時折、中の人たちが業務の合間に会話を交わすのを、この日はちょっと多く見かけた。最近は電車撮る人がめっきり増えたとか、そういう話題でも出ていただろうか。

あ、そうだ。1階で関連イベントが開かれている。初日限定の催しもあった気がするから、ちょっと寄っていこう。

雅洛初日に合わせて行われていたのはスタンプラリー。といっても「その場でコンプ可能」。従来のスタンプラリーの概念をひっくり返す、ある意味斬新な試み。
シヤチハタ社の協力を得たのか、相当凝ったスタンプが用意されていた。版画よろしく、1色ずつ押していくと最後にアレができあがる。よく作ったな。

ちょっとずれるのは手押しだから仕方ないね。それでも極力絵柄が整うよう、台紙をはめ込む枠までバッチリ用意されていた。どう考えても1日限りのためにここまで作るとは思えないので、きっと今後もどこかで使うんじゃないかとはちょっと予想している。

近隣で買い物を済ませたら用事は終了。そろそろ帰るか。いや待てよ。

とりあえず構内に戻り、アズナスでおやつを調達。
この店の真上を含め、1号線と9号線の付近にそれぞれあった喫茶店2軒が、この数日後いずれも閉店。改札内で俯瞰トレインビューできる貴重な店舗だっただけに、非常に惜しまれる。

喫茶店閉店告知とほぼ同時期に、「阪急そば」が外部へ譲渡され店名が変わることも発表された。旦那さんによると、わたしがよく使った茶屋町口のフレッズも終了したという。
改めて調べたところ、この新年度でフレッズ部門が別会社に。そして、そばとフレッズを持っていた「阪急阪神レストランズ」のサイトが消滅。喫茶店終了と合わせて考えると、要するにレストランズを畳んだということか。だったら外部のテナントでもなんでもいいんで、せめて構内カフェだけは復活していただければと。

と、ちょっと寂しい話もありつつ。おやつ片手に、そろそろ帰宅客が増えてきたホームを眺める。

1時間前と同じ位置で、最後にもう1本待つことにした。初代の方の京とれ、最後の梅田行き。

ってもう回送幕になりきっとるやないかい。まあ誤乗防止には仕方ないか。

2代目ばかりが注目を集める中、これはこれで貴重な名車。今しばらくの活躍に期待しつつ、やっぱりいずれは雅洛にも乗ろう、などと考えながら、551 で豚まんと肉だんごを買って帰った。

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