春はまだ終わらんよ (14) 飛騨/新装玄関

来週の分まで、てなわけでもないが、今週は地味にやることいっぱい。先週末に初めてソースを観たようなぶっつけ本番に近い件あり、しばらくほっといた結果やや忘れかけてる件あり。まあなんとかなるやろ。
さて連休帰省のお話はようやく最終日。帰るだけにしてはまだまだ続きます。

前日の雨が嘘のような気持ちよい晴天。おみやも少々(たくさん)もらったところで、そろそろ帰路に就くとしよう。岐阜を出る前に、これまた滞在中に仕入れたネタを確かめていくことにした。

あらまあ随分とお綺麗になられたことで。

昨年、町並み散策のついでにちょっとだけ覗いた郡上八幡駅。開業当時からほぼそのままだったと思われる駅舎が、つい数日前に改築を終えたばかりだと、高山祭の屋台揃えと同じ新聞に載っていた。

ポイントは屋根らしい。ネコミミのことではなく、菱形に敷き詰めた瓦代わりの板が、独特な表情を与えている。

この駅舎、実は登録有形文化財だったりする。そのため全とっかえしたわけでもなく、よくよく観ると元の建具もちゃんと残っている。むしろ今回の改築、より開業当時に近づける目的もあったようで。

町並みからはちょいと距離のあるところに位置する駅だが、玄関口としての役割は今後より盛り上げていきたいことだろう。

列車はしばらく来そうになかったので、とりあえず建物内などをちょっとばかり見学。

待合室も雰囲気がだいぶ明るくなった。木をふんだんに使っているのは、地場産業への貢献も兼ねているに違いない。

そして片隅にはオープンテラスも。踊りで盛り上がる季節には、たくさんの人で賑わうことだろう。

なお駅舎そのものとは別に、バス停もたいへん立派な上屋が新設されていた。その奥には駐車場。以前は若干手狭な印象もあったから、駅前の動線をすっきり整頓させる意味でも効果は大きかったんではないかな。
と、ローカル線のちょっといい話を眺めたところで、あとは高速で関西を目指すとしよう。

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