さくらさくら ’16 叡電編 (1) 名残を探して

九州の地震、当初想像以上の規模になって驚いた。自分の小倉在住時代は地震とは縁遠かったけど、日本全国どこも気が抜けないということか。今できることを考えた結果、手持ちのポイントを少額ながら募金に送り、あいぽん対応の手回し充電ラジオを注文。
さて今回の桜は通り抜け訪問と同じ日の前半から。

意気揚々と現地に乗り込んだ我々を待っていたのは、想定外の光景だった。

…あれ? なんかわりと散っちゃってるんですけど。なんで?
後で気づいたのだが、この近辺の標高は 240m 前後。思っていた以上に「平野部」に近い開花状況だったようだ。

というわけで、いきなり出鼻をくじかれた叡山電鉄である。一応車窓からロケハンしつつ鞍馬まで来たので、少しでもましな箇所に途中下車しながら戻っていくとしよう。駅舎と反対側のホーム端近くで、まずは1枚。手ぶらで帰らずには済んだか。

時間はたっぷりある。貴船口に向けて歩きつつ、桜があったら立ち止まる。

幸い、木によってはまだまだ多くの花を見せてくれている。

花を咲かせる木があれば、大事に使われ続ける架線柱という木もあり。

どっかの会社の名前で囲われて入れない私有地の外から失礼します。すっかり散ってしまっているが、桜が沿線にずらり並んでいる。社員の花見用にキープしている空き地なのでは、とすら思ってしまう。

しばらく桜が見当たらないようなので、狙いを少し変える。

川沿いにちょっと開けたところを発見。この日初めて観る、きららがやってきた。なんと前週から1本が検査入りしてしまったらしく、当分はオレンジのみの登板。きらら固定スジも大きく減っているようだ。

そういえば、駅以外でちゃんと車両写真として撮ったことはなかったな。しばらく待って返しをいただく。

それを見送ったら、すぐそこが貴船口。と思ったけど、駅近くの空き地が気になってお立ち寄り。

「こもれび」を迎える頭上には、眩いばかりの青もみじ。

足元には鮮やかな青紫。桜以外の花だって、春を彩る大事な役者。

みずみずしさに目を細めつつ、駅に到着。電車を待って移動しよう。

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