近畿の雄ここに在り (1) 鮮魚を運ぶ

当家においては結果的に5連休が決定したわけだが、長距離移動大会が済んだら後半は疲れ切ってくたっとなってるだけのような気がしないでもない。最後の1日くらい息抜きできるといいんだけどねー。
さてここからは6月第3週末、時系列は逆だがまたまた関西私鉄のお話。

土曜の日中まで、という条件での行き先検討会にて、旦那さんから期間限定ネタの提案が出る。それいいね。てことで、そこそこ早起きして大阪市内へ。駅本体については後程触れるとして、早速そのネタのお時間。

一番はしっこの線に現れた電車は、既に「回送」の幕に切り替わっていた。が、それ以外の特徴はそのまま。その電車を待ち受けるのは、台車を手にしたおっちゃんたちの列。そう、これはただの電車ではない。

日本唯一の種別を名乗る団体用列車、それが近鉄の「鮮魚列車」。話だけは以前から聴いていたが、ついに実物を拝むことができた。ただし、例外的な姿で。
鮮魚列車とはお魚の行商人さん専用車である。いうまでもなく生魚には独特のにおいがあるので、使用する編成も固定。だが1編成しかいないので、車両検査の時は他の車両が来る。その代走期間がまさに今であった。ある意味レア。よって、コレ目的の同業氏も数人見かけた。

乗っている「頭数」で言ったら、きっと人より魚が多いであろう。その降車模様を、離れたところからそっと見守る。

おっちゃんたちは台車をドア前につけ、次から次へと素早く箱を積み上げていく。

停車から1分もせずに荷下ろし終了。そこへ運転士さんが現れ、「鮮魚列車 大阪上本町」と表示した看板を外す。

ちらりと見えた裏面に「松阪」とあった。夕方の返しではあちらを表にするのだろう。

おそらく数分で回送として発車するだろう。残り時間を使っていろいろ観察。

もともと鮮魚用ではないからか、乗務員室に掲げられた鮮魚の文字はいかにもにわか作り。専用車以外には幕が入っていないのかも。ま、視認できればいいのか。

座席には丹念にカバーが掛けられていた。そうはいっても普通の運用に戻るときは、やっぱり業務用ファブリーズ的なことやるんだろうな。

入線から10分と経たず、朝の任務をこなした列車は早々に去っていった。

せっかく初めて来た駅なので、他のものも観ていこう。

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