萌黄の都にて (1) 神地にて醸す
2 Jul 2015
ご近所で小学生が数人、元気に歌っていたのだが、途中から UFO のイントロ歌い始めて仰天。今の小学生がピンクレディー知っとるんかい! 懐メロ番組とかそういうのかなぁ。
さてここからは、だいぶ遡って5月最終週末のおでかけ。金曜に夜練やってた翌日のことになります。2日連続張り切ったから日曜ぐだぐだやったという話も。
京とれいん、何度か撮ったけどまだ乗ってなかったなと思って。
「快速特急」という阪急最上位クラス。土日限定の種別で、淡路から桂まですっとばす(ただし速度は遅い)こともあって、本来のターゲティング通り観光客が大半のようだ。
中央2両がボックス席で、それ以外はろみおくん原形時代を彷彿とさせる転クロ。2両ごとにモケットの色柄が違い、我々が乗り込んだのは赤い車両。
ほどなく特急の後追いで発車。淡路までは「ふつーの特急」として使う人がちらほらいたが、そこを過ぎると車内は一気に落ち着く。観光案内の自動アナウンスが多言語なのは、やはり外人さんにも大人気の行き先だからか。
京とれを桂で降り、きらきらしてない方のろみおくんに乗り換えて2駅。
駅を出るとすぐ、駅名ズバリそのものを示す鳥居がどんと構えていた。
松尾大社。よく行くエリアとは若干離れていてこれまで機会がなかったので、まずここを目的地にしてみた。
車の抜け道兼用の参道を進み、もうひとつ鳥居。余談だが鳥居内の右手にそば屋があり、昼食は後程そこでいただいた。
お願いごとを託したしゃもじがいくつも掲げてある門を抜け、さらに本殿方面へ。
奥にちらっと見えてるのが本殿。もっと言うと、本来祭祀を行っていたのは背後の松尾山らしいので、山全体が信仰対象と言っていいかと。
この神社にはもうひとつ際立った特徴があった。
びっしりと並ぶ奉納品。観ての通り酒である。酒造の神様として、醸造関係の皆様にとても大切にされているようだ。境内の片隅には「お酒の資料館」なる施設もあり、醸造の歴史などが無料展示されていた。
境内には、本殿の北側に有料観覧エリアもある。せっかくなので入ってみた。井戸や滝など、酒神として重要な水関係のものは「神様の一部」と考えたので、あえて写真を撮っていない。
昭和になって整備された庭園が3つ。
いずれも岩の使い方が特徴的。
あじさいの見頃にはだいぶ早かったようだが、それでも多少の花を鑑賞することができた。
と、小一時間ゆったり参拝。前述のそば屋でお昼を済ませて駅に戻る。
そういや随分と駅名標が綺麗やなと思ったら、2年前まで駅名に「大社」がついてなかったらしい。そっか、服部天神とか中山観音とかと同時に変えたのか。思い出した。うん、そりゃ全部つけて正解だわ。
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