風駆ける一瞬の旅 (2) ゆとりと懐古

摩耶駅(仮)と来たか…。各駅オンリーなら快速使いにも歓迎されると思うよ。多分。そんな話題もある神戸線も含めて乗ってきた、はまかぜ体験記の本編。

この駅でスイッチバックになるのかな。みんなして大阪に背を向けているシートを、うちらとその前の分だけ反転。ペダル踏んで回すタイプとか超久々やわ。

ひじかけにこういうカバーが掛かってるのも、いかにも国鉄世代。他にも郷愁あふれるアイテムが散見される。

斜めにひっぱりあげ、天板を起こして裏から支柱を出す。一瞬戸惑う。

日よけは勿論布製のカーテン。

驚いたのは、デッキに出る扉…乗車時、どちらへ開けるか手が迷ってしまった。まさか開き戸とは。

そして、なんといっても一番の大ヒットだったのはこれ。

リクライニング全開時の威力。をお伝えするため、彼氏さんにモデルになっていただきました。てか、視線の先が(顔隠しちゃったけど)完全に天井。「寝れる」を通り越して、滑り落ちそう。なので、撮るだけ撮ってさすがにちょっと起こしたよ。
座り心地は大変よろしかった。当然っちゃ当然だけど、100系の椅子に近いね。やはり長距離列車のシートにはある程度の厚みが欲しい。

走行中の車内は予想以上に静かだった。それでも、窓の外を流れる夜景を観れば、特に三ノ宮以東で必死に逃げているのは判った。

長そうで短い旅を終えて列車を降りる。屋根上を傘のように埋め尽くす放熱器を眺めていたら、わずか3分後方に迫っていた新快速が到着。東海道はシビアだね。

このタイプの扉も、すっかり見かけなくなったなぁ。

彼氏さんが妻面の表記に気づいた。ゆとりの車内に納得。ちなみに、この日の姫路〜大阪の乗客はだいたい10数人だったかと。

京都方には、20人以上わらわらと同業さんが集っていた。廃止アナウンスが出て間もない週末だったもんね。ま、うちらも思いっきり葬式乗車だし。

というわけで、姫路〜大阪、1時間ちょい。3630円也。

これを高いととるか安いととるかは、乗った人次第。姫路以北へ撮りに行った人(会社の取引先の鉄な方。自称「マニアではない」けどブログに写真満載)曰く、神戸から乗ろうとして値段を観てやめたそうで。
国鉄ワールドとゆったり空間を楽しむお代と考えたら、わたし的には「あり」。

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