神在月の陰陽路 (1) 届かぬ特急

にらを観てもつ鍋気分になったので、もつを買って帰る。鍋とか頻繁にやるようになると冬も近いって感じやね。て、今日は正直昨日より更にあったかい天気ではあったのだが。
さてと。ここからは毎年恒例秋旅行のお話にまいります。既に旦那さんの記事が大幅先行しておりますが、うちでもこってりやるよ。両方お読みの方は、2人の目のつけどころの差異とか類似とかをお楽しみいただければと。

10月9日。健康診断を終えた旦那さんと品川で合流し、まずは一気に京都へワープ。到着早々あえて途中下車し、改札外の和菓子屋でおやつを仕入れたのは既報の通り。

おやつを手に再入場した在来ホーム。31 番線には、ちょうど今まさに 287 が着いたところだった。それにしても相変わらず見事なつめこみ表示である。

きのさき&まいづるの車内清掃が終わるのをのんびり待つ。

隣にははるか。車齢は結構違うが、車体断面はあんまり変わってない気がする。

我々が乗るのは、きのさきの方。しかし、ひとつだけ残念な点があった。

城崎に行かないきのさき。いや行こうよ。
勿論、城崎直通のものも存在している。が、直通は2本に1本。乗り継ぎの関係上、どーしてもこれじゃないと都合が悪かったのでやむなく福知山止まりを選んだ次第。まあ対面乗り換えらしいからいっか。

と、そんな愚痴はさておき。

とった席は1号車。近年では文字数最多グループのひとつと思われる「クモロハ」の「ハ」の方。

グリーンではないものの、西の特急は総じて安定の座り心地。

西では一部が嵯峨野線と呼ばれているのであまり意識してないけど、これは山陰本線。嵐山より先は完全に初乗車区間とあって、眺める車窓は新鮮だった。同じ京都でも北上するほどに急速にのどかになっていくもので。

車内がスカスカに見えるのは、平日ということもあるが、温泉へ向かうにはちょっと時間が遅かったせいもあると思われる。
ともかく、1時間半足らずで終点の街が見えてきた。

まもなく右手に福知山城が、と車掌さんが言うので、降車準備しつつ右窓に貼り付いたり。

で、降りると目の前に新たな 287 がすべりこんできた。これが乗り継ぎ相手のこうのとり。

Like
Share

公開から30日以上経過した記事のコメントは締め切っております。あしからず。