Report – TM NETWORK How Do You Crash It? two / 2021.12.11

若干あきらめかけてた新年ビルボード先生ソロ、かろうじて一般枠でチケ確保に成功したんで行ってきます。その前に本年最終更新てことで、12月の配信ライブ感想めも。今回は配信開始時刻が別ジャンルの外出と見事かぶってしまい、リアタイ視聴できず。アーカイブ機能に救われた。1週間以内ならいくらでも観られるのってありがたい一方、やはり最終的には3つ揃ったら円盤欲しいっすね。


(※画像は先生公式から引用)

* Opening
ロンドンとジャカルタであろう映像の断片。social media, international といった単語がうっすら聴こえる。マルチディスプレイでそれを眺めていた先生がバトンを掲げる。

01. Fool On The Planet
「30周年の続き」と言われていたのは本曲の示唆ですね。前半の数曲はほぼ原曲に近いアレンジ。

02. HUMAN SYSTEM
原曲ベースなんだけど、少し音色の透明度が上げてあるような気もする。

03. WINTER COMES AROUND
one 同様に木根さん着席エレピタイム。冬配信にぴったりだが、あんまりライブで聴いた記憶がない。これが選ばれたこと自体「おっ」てなるよね。

04. Here, There & Everywhere
大サビでいったんオケの大半が消えて、静かな音色だけ残るところが新鮮。て、ここまで3曲「語ってる時点で大事な人と別離してる歌詞」のような気がするぞ。分断ってそこか。

* Interlude 1
How Crash? のマルチアングル映像を交えて。正義と正義。時の流れの違い。それらによって生まれる分断、そして分断を看過する過ち。それを打破せねばならない。
夜明け(?)の空の下、息を吸う先生のシルエット。前段のモノローグは心の内に語られた言葉かな。

05. TK solo
one ではみられなかった「先生卓の大型ディスプレイ」がようやく俯瞰映像に。moog を中心に奏でる音色は、TIME TO COUNT DOWN のイントロを交えつつ、滑らかな響きから徐々にノイジーなものへと移っていく。終盤は火柱も上がる。そして最後はカメラに向かって黒いスプレーで遮る視界。

* Interlude 2
座標を示すであろう数値の羅列が、世界各地をつなぐ点と線に変換され、地球にプロットされる。砕け散る破片の中、字幕のみで語られる意味深なメッセージ。過ちが分断を生む故に、過去と未来を見張らねば。

06. Come On Let’s Dance
アレンジは 2014 版ベース。イントロ中にウツが三角群を操っている際、前回の木根さん操作時と同様に紋様が浮かぶ。その謎は今回のエンディングでほぼ解けることに。

07. LOUD
新アレンジ。サビ前のブレイクが余韻多めになり、音色が近年の作風に寄ってきた。

08. LOVE TRAIN
オリジナルのエフェクトを残しつつの新アレンジ。原曲のバブル感が和らいで、前曲同様に軽やかな音色。

* Interlude 3
海賊船のような船の中、例の少女がタブレットで映像を観ている。先生が観ていたのと同じものかな。

09. BEYOND THE TIME
大サビ後のカットアウト明け、少し長めにアレンジされてた。
アーカイブ期間中に「SD カードに収録して宇宙に持っていく」との報道が。それ前提の選曲だとしたら、本ライブシリーズと現実がいい感じにリンクしてるよね。ラブトレと合わせて地球俯瞰モードで。

* Ending
先生は夜の港で佇み、少女は夜明け(多分)の空の下。地球の異なる場所にいるのかも。詳細は語られぬまま to be continued。
と、ここでエンドロールとして使われたフォントは、あの三角に浮かぶ謎の紋様。アルファベットを三角形に収まるようデザインした文字で、しばらくすると文字化けを直すようなエフェクトを経て一般的なゴシック体に変換される。よって、同志の皆様の中には解読を進める方も当然おられるわけで。ちょっとその対照表持って one から観直したいんだが。

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