Report – UTSU&KINE EXPO フォーク・パビリオン-Revival- @ 大阪厚生年金会館芸術ホール / 2009.04.18

今でこそ鉄ネタ全開のここだが、そもそもは音楽系専門で始めたんよな。番組の感想とか CD レビューとかライブレポとか、そういうのメインで初代庭を始めてはや5年。そんな長くやっとったっけ…。
という回りくどい前置きでもって、超長文ライブレポ2本立て開始。まずはこちらから。MC が多すぎてメモりきれんかったので、だいぶ省略。それでも猛烈に長いよ。

席に着くと、さすが後ろから神席。ステージの天井より高い。客入れ BGM は、フォーク系の曲と今度出るらしいエレクトロ系トリビュートの曲が交互に。後者はねー…ぶっちゃけ、ぱふゅ慣れしてると物足りん。
15分押しで開演。緞帳が上がり始めると同時にギターが鳴り出す。この演出をやりたかったらしい。

01. たどり着いたらいつも雨降り(吉田拓郎)
02. 冬の稲妻(アリス)

MC.
マグカップで茶をすする音が響く厚年というのも珍しかろう。
今日のユニット名は「春うらら」。ウツ=やしきたかし、木根さん=円そとか(大阪なんで、たかじんとの組み合わせ重視)。
まさか17年ぶりにコーナーが復活し、しかも東京から飛び出すとはねー。てか、リバイバルというよりリベンジ?らしい。
ウツはギターで手が痛いらしく、氷で冷やしまくり。でもギター2本しかないから1人休むと音薄いんよね。

03. 22才の別れ(風)
04. 今日までそして明日から(吉田拓郎)

MC.
70年代ソングを歌い継ぐ伝道師らしい。
ここで大ちゃん=上沼えみすけ登場。まさかツアーになるとはねぇ。
木根さん的にはもっと派手なリアクションが欲しいようで、なんなら立ち上がってブラボーとか。歌って踊って…フォークダンス?
ねずみのテーマを歌ってと振られた大ちゃん、なぜか A メロ後半(名前連呼)だけ歌う。

05. 最後のニュース(井上陽水)
06. 『いちご白書』をもう一度(バンバン)
07. 月の河

MC.
やっぱりウツは手が痛い。曲の合間にぶんぶん。なんなら皆ギター持って上がってきて。
ウツ曰く、リハの日取りをミスったらしい。1週間くらい前に集中してやって指の皮を硬くして臨みたかった模様。次はそうしよう…って次の予定あるんすか!
フォークは歌詞がぐっと来るよね、このコーナーで歌心を学んだ、と大ちゃん。でも泣いてたのは花粉のせい。91年のリハでは、大ちゃんのとこに木根さんがやってきて頼みもしないのに数曲歌っていた。真意は暇つぶし。
こないだは「最後のニュース」の練習で音源流して、大ちゃんの声って陽水さんに激似だよねーと言っていたらそれは府中公演の音源(=歌ってんのは大ちゃん)だった。
かつてはこの手のホールで音楽番組をやると、2階に修学旅行団体がいた。ウツは「現役の頃」(80年代後半)ロビーでその団体に捕まってえらいことに。「中高生相手に商売してた頃」(by 木根さん)のお話。

08. 時の流れに身をまかせ(テレサ・テン)
09. 五番街のマリーへ(ペドロ&カプリシャス)
10. 桜三月散歩道(井上陽水)

MC.
WBC は普段 TV を観ないよっちゃんですら観たらしい。
しかし、大人の会話だなぁと。昔は MC で時事ネタしなかった。今は「じじぃ」だから?
さて、リクエストコーナー…なのかどうか。「もしも」で始まる曲探し。「もしもしかめよ」はオチ要員らしい。客の誰かがハイジのエンディングを挙げたりと、オリエンテーリング的雰囲気に。でもそれも「あると思います」(by ウツ)。
結局、次の2曲がそれぞれ木根さんとウツのリクエストてことで。

11. ハナミズキ(一青窈)
12. 時の過ぎゆくままに(沢田研二)
13. 永遠のパスポート

MC.
これ(直前の曲)を知らんと言われたらつらいよねー。
無茶振りされた太陽にほえろのテーマをちらりと弾く大ちゃん。ドラマの内容はよくわかんない。木根さんが挿入曲を歌うも、やっぱりよくわかんない。スチュワーデス物語的な、上下関係があったりするようなベタな展開が好き。
一方木根さんは、ロンバケと東京ラブストーリーを混同。ガリレオは医者系じゃないっすよ。

14. 僕の胸でおやすみ(かぐや姫)
15. 恋のバカンス(ザ・ピーナッツ)
16. また会う日まで(尾崎紀世彦)

MC.
昔の歌手がやたらマイクを離すのはマイク性能の問題?
あえて冷めた感じで物販告知。大ちゃんがせんべいかじる音が超響く。食べ終わらないと次に行けません。そしてウツは冷めたお返事「いいえ」。今時いいえって言う人あんまりいないから新鮮。
では最後のコーナー。って言うと競馬っぽいな。

17. あの素晴しい愛をもう一度(加藤和彦と北山修)
18. 見上げてごらん夜の星を(坂本九)
19. ANOTHER MEETING

* Encore
オーバーオールかわいい! 次曲で弾いてる最中に右肩の紐が落ちて、素早く掛け直す大ちゃんもまたいとをかし。

20. パノラマジック
21. We love the Earth

25周年の日にとても近いこのタイミングで、1人足りないにしても TM を聴けたのはとても幸せなことやと思う。最初の MC で「いま TM できませんから(笑)」とか言ってたのが嘘のような5曲。しかも皆やけにいい雰囲気。ぶっちゃけ本家 EXPO ツアー時のこのコーナーの記憶がほとんどないのだが、当時に巻き戻されたような気分になれた。ウツキネコンビの絶妙なハモリも健在で何より。
ギターとシンセ1台とたまにエレピと、わずかなパーカッション。往年の名曲を、知るも知らぬも心地よく楽しめたのは、どシンプルなこの構成だからこそかもしれん。あと全編座りっぱなしだったライブなんぞ初めてに近いし。いろんな意味で大人ライブ。

ちなみに大ちゃん的まとめも軽くやっとくと、シンセは MOTIF XS7。ストリングスぽいのとかパッドぽいのとかオルガンとかエレピとか普通のピアノとか。あと「時の流れに」だけピアニカ(木目調)。そして「最後のニュース」では超早口ソロボーカルも堪能。

いやしかし、わからん曲多かろうと思ってたけど、予想してたよりも大幅に楽しかった! そしてやっぱりわたし心底 TM 好きなんやなぁと、またまた今更な実感。
超いい気分のまま、この後歩いてアメ村方面へ向かうのであった。

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