Review – 東京パフォーマンスドール : MAKE IT TRUE / 1993.06.23

中古発掘シリーズ、今度は16年前。自分的に初聴きならいつでもそれが旬。これもずっと探してて、先週三宮でたまたま発見。昼特きっぷ最安値の店の近所、あの小さな店にこっそり埋まっていたとは。
ともかく「先生曲が入っている」というその一点で無理矢理このカテゴリにねじこんでみる。よって感想も先生作曲の3つに絞って。

01. WHOOPEE DAYS
サビの印象が強くて、晴れた空のような明るいイメージ。おんなのこが合唱するのにはとても適してるかと。イントロと B メロは結構音数多いのに全体が軽く思えるのは、編曲にこーじが入ってるせい?

02. キスは少年を浪費する (EXTENDED Cha-DANCE MIX)
唯一編曲までやってるだけあって、イントロから全編ほぼ trf(小文字)テイストで噴いた。特に初期の2枚がツボな人にはたまらん音色。ボーカルが複数いないと絶対成り立たない掛け合いがやけに気持ちいい。

10. MAKE IT TRUE
まさかのミディアムチューン、て言おうとしたが、ある意味チルアウトか。サビとか3音しか使ってないのに、いや「だからこそ」かな、とても先生らしい構成で。

総評(他曲も含めて):
音色といいリズムの取り方といい、すみからすみまで実に「ザ・93年」なアレンジ炸裂。だがそれがいい。って当時でも上記3曲以外に時々入ってるジュリアナ風「ほぅ!」「ふぅ!」はそろそろ微妙ちゃうんかと思いつつ。
先生以外でよかったなと思ったのが、03のソリッドな空気、05と08のサビメロ、06の疾走しすぎっぷり、07の全体的な背伸び感、…って結構あるな。ただ作曲は皆1曲ずつで、そんな中先生だけ3曲も担当しているのはやっぱり特別待遇というしか。つーかクレジットちゃんと読むと “all sounds produced” が先生やし。

…で、これは “Cha-DANCE Party Vol.6” なわけだが、5と7にも1〜2曲入ってんよな。そっちもまた探さねばいかんようだ。

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