Review – Perfume : Relax In The City/Pick Me Up / 2015.04.29

今回もタワレコ通販で無難にゲット。その結果28日の午前中配達ということで、引っ越しても超フラゲできることに変わりはなかったようです。てことで、遊び疲れたのであらかじめ準備しておいたネタを出して連休終了。今年初の新譜だが、あの面子でオリコン2位なら納得やね。

01. Relax In The City
やさしい系というと氷結3%シリーズを思い出すが、今作のタイアップも女性向けのアルコール飲料だからか、あのへんに通じる柔らかく暖かい曲調。特にピアノが入るパートの展開は開放感あふれるムードで心地よいね。つーか、こっちが1曲目って「世間におけるぱふゅのパブリックイメージ」からすると結構変化球なのでは。
PV はシティどころか沖縄ロケということだが、部屋で過ごしていてもこのくらい心がくつろいで広がりを感じる、を表現していると考えれば納得。

02. Pick Me Up
打って変わってこちらは移籍後顕著なクール路線。一緒にすると怒る人が絶対いると思うんだけど、最近の小室先生がめいっぱい EDM 方向に振った時と音色セレクトがかなり近い。過去作品でそこまで近いと思ったことなかったんで、要するにこの界隈でトレンドの音がこっちなんだろうなと。
PV は伊勢丹コラボをうまいこと混ぜてきたなぁ。着る人に選ばれたい服の心境、みたいなのを特設サイトで読んでこれも納得。あと、同じメンバー同士が向かい合ったり触れたりする合成技術に感心した。

03. 透明人間
表題曲以外で攻めてくるのはもはや伝統か。逆回転させるような音色とか、わざと途中でリズムを乱すひっかかりを作ってあったりとか、今回もかなりのトリッキーな構成。ボーカルが透けるような質感(あえて BGM に埋もれるような響き)になってるのも印象的。

総評:
今年はこちらさんが「メジャーデビュー10周年」の節目イヤー。その1発目として猛烈な気合を端々から存分に感じ取れる一品でございます。
ダブル A 面扱いということもあってか、特に01と02の対比がものすごい。曲調は勿論のこと、映像はハイキーとローキー、歌詞でも「1,2,3」と広がっていく01に対して「3,2,1」とカウントダウンされる02。だがいずれにせよ「どちらも今の Perfume」であることに変わりはないわけで。

ところで、限定盤は特製の箱入り。内部の仕切りを取れば CD が最大14枚入るとのことだったが、CD サイズで発売された映像作品などを入れてみたらあっさり満杯に。少しは CD 棚のスペース節約になっただろうか。

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