Review – 浅倉大介 : DA METAVERSE 001-003 / 2008.06.25

開始早々、エレクトロニック部門でポディウム独占。ふと観たら、ど真ん中にもいた。総合チャートでも前進中と観ていいのかな。素敵な展開。

あれから何度か聴いて徐々に言葉もまとまってきたことだし、特設サイトも本気出し始めたところで、ぼちぼちレビュー開始。どういう風に書こうか若干迷ったが、発売日ごとにまとめちゃうのが一番合理的かなと。虹と一緒で、完結までは総括できないし、きっと。

001. Dream Ape Metaverse
ライブでは全然意識してなかったが、できてみたら8分近い大作。100章からなる組曲のオープニングという位置づけか。
広く深く、まぶしい闇の中に、ひきずりこまれる。耳から溢れ出す色の多さに思わず目を閉じるほど。「ながら聴き」にはまったく向かないというか、集中して真剣勝負を挑むべきと思わせてくれる。

002. Nothung syndrome
これと前曲は限りなくインストに近い気がしてきた。言葉を聴き取ろうとするより、音に身を任せたい。
縦横無尽に飛び交う尖った音色が、頭の中をかき乱し、ひたすら走り続ける。立ち止まらせてくれない。ある意味、サディスティックな一面が4分に凝縮されてる。

003. Repli Eye-Program”d”
冷たい月光が照らす、青く澄んだ水流のような空気を感じる。たとえとして適切かどうか微妙だが、天と地と(先生のアレね)的な「雅な水辺」。いや、むしろ水の中。
そこで無力に漂いつつも、ぼんやりと希望を探す光が、その目に宿っているのかな。

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