Review – 「旅の贈りもの -0:00発」オリジナルサウンドトラック / 2006.10.04

もう出てだいぶ経つやんけとか、結局映画観れんかったんかいとか、つっこみは多々あろうかと思いますが、そこは大目に見てくださいまし。だって託児所過疎地の銀座までわざわざ行って映画観るのって至難の業なんですよー。

あ、音行く前に歌詞カード(歌詞ないけど)観ましたが、スタッフリストに漢字で名前書かれてるのが異様に新鮮でした。邦画ってそういう世界なんだなぁと変なところで実感。

01. Sand Train
不思議世界への入口、ですね。虹シリーズのオープニングに似た空気を感じます。曲の短さも負けず劣らず。

02. Yuka’s Lonely
「さみしい曲」のど真ん中きました。ピアノの音色ってさみしさを表現するのに向いてますよね。

03. Hanako’s Theme
はなこさんは微妙に影のある女性とみました。後半で入って来るシンセ音が、どことなく非日常の空気を漂わせてます。音数は少ないものの、重なり方とか音色セレクトに繊細さを感じたり。

04. Happy-go-lucky
ここまで軽やかな音が多かったので、低音がやけに印象的です。エンディングテーマのような、背中を押してくれそうな前向き感がありますね。

05. Kazamachi’s Theme
なんかこう RPG で町に立ち寄るとこういう曲だなーと思ってつい笑ってしまいましたよ。ものすっごい平和そうというか、ほのぼのというか。

06. Wakabayashi’s Theme
一転、この人は人生かなり迷ってそうに聴こえます。何か悲愴なものを抱えていそうというか。

07. City in the dark
わ、いきなりいつもの大ちゃんに近い感じの曲が来ましたよ。いかにもな打ち込み音のせいか、事件でも起きそうな緊迫感。音遣いがどことなく、シーメデに通じるものがあるようにも思えます。

08. Yuka’s Theme
さみしかった人(02参照)はちょっと癒されたみたいです。いろいろあったけど頑張るよ、って時に聴こえてきそうな。

09. 駅 (旅の贈りもの インストゥルメンタルヴァージョン)
主メロの入れ方がなんとなーくカラオケチックではあるものの、他の音はしっかり本領発揮してるんじゃないかと。まりやさんの曲ってシンプルアレンジが多いので、こうリッチな装飾がされてると新鮮ですね。

10. Loneliness and tenderness
固有名詞なしでこのタイトル、てことは、共に旅した人たちに共通するなにか、を表現しているのかな。知らぬ間に生まれた共感とかそういうの。

11. Hanako’s Lonely
びびりましたよこれ。虹の赤の最初か最後の曲みたいなんですもん。そういう内に秘めた激しさを持った人なんでしょうか、はなこさん。

12. Happy-go-lucky (ガットギターヴァージョン)
わたしの薄い知識で言っちゃいますが、大ちゃんの曲でガットギターってかなり貴重じゃありません? ピアノバージョンは繊細さが光ってましたが、こちらはまったり感が強く出てます。全体のアレンジも控えめになってますし。

13. 時代
あ、これは大ちゃんノータッチですよ。てか徳永さんの既発アルバムから再録ですか。音圧とか音色とかが全然違うもんですねぇ。

総評:
全体的にピアノがかなり前面に出てます。制作時期を考えると、ある意味でこのお仕事が涼虹への布石でもあったのかもしれません。
ところどころいかにも大ちゃんな曲も混じってますが、大半は非常に穏やかな展開。なんとなく、高校の頃舞台のために散々聴いた日向敏文氏の TV ドラマサントラ群に近い雰囲気かもしれません。要は d・file よりさらに職人に徹したという感じですね。
…この中からソロライブとかでピックアップされた時のために、各曲聴き分けマスターするのがちょっと大変、とか思ったのは秘密ですよ。

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