Review – 浅倉大介 : Orange Compile / 2004.12.31
4 Jan 2005
あけて4日経ちましたが、まずはおめでとうございます。今年も仕事にさしつかえない程度にちまちま更新していく所存ですんで、どちら様も気長によろしくです。といっても今日は仕事ありません。別ぶろぐも合わせて、溜まってる分をどこまで消化できるか挑戦中です。
ということで予告通り、昨年最後の購入物が今年最初の記事です。
なにしろ access の年末&新年ムービーとかもついさっき観たような状態で、そもそもカウントダウンも聴けなかったし、あらゆる意味で乗り遅れること著しいんですが、「レビューするまでは聴かない!」という変なこだわりを発揮してしまいました。
29日に着いていたのに何故か開けたてほやほやの橙、それではいただきます。
1. Petitgrain Mandarin
うわ、アロマオイルのくせに全然癒し系ちゃうし! のっけから予想の斜め上を行かれました。この「はじまる感」はライブとか何かのオープニング SE にちょうどよさそう。
2. Orange Tea Time
紅茶の湯気に吸い込まれるような音が、世界への入口。おもいっきりアリスワールドですね。とすると、お茶の相手はうさぎさんですか。
…って書いたら、琢磨うさぎを正面に据えてオレンジペコーをいただく大ちゃんの姿が先に浮かびましたが。
3. Platonic Compile
サタリクぶり〜。FM 電波に乗らなかった音がしっかり聴こえると、広がり感も増すというものです。このストリングスの使い方は好きですねー。
絵的には「昼なお暗いところ」みたいな。森とか、もしくはリーフレットの廃墟。
4. #CaCO3
光の粒子が散る海をまっすぐ落ちていくような音風景。夜の高速に合いそうです。
5. étude on B-String
哀愁漂いまくってます。晩秋に聴くと必要以上に寂しくなれそうです。
偉そうな言い方ですけど、C からすると断然うまくなりましたよねー、ピアノ。
6. #CaSO4
サイバーワールド全開。そういえば攻殻のゲームのサントラ(全然別の人)がこんな感じでした。昨年はそっち系のお仕事もありましたねー。
7. Antares Pain
わー、この音場の広がりと重なり! これまたサタリク時にはわからなかった重厚感が心地よいです。展開的には「音を超リッチにしたデュランデュラン」といえば近いかも。80’s の香りをほのかに感じるという意味で、わたし的には黄色の王子さまと同じ位置づけ。
8. Quantum Mechanics Rainbow VI
メインメロディーも登場して、壮大かつ華麗なまとめに入ってますねー。これでどう VII に繋ぐ気でしょうか、ってくらい盛り上がってます。
オーケストレーションも回を重ねる毎に厚みと起伏を増してきて、より「フルオーケストラで聴きたい度」が上がってます。ついこないだ(年末参照)観たブラヴィッシーモに重ねて流してみたい感じもします。
9. Neroli Bigarade
クラブイベントでこれベースにいじり倒したらかなり楽しそうです。というか、いじり足りないというか。
あ、聴き直した感じだと1-4-6-9全体でひと組なのかも。
総評:
29分半。言われてみれば確かに短いですねー。ただ、サタリク先行オンエアの2曲+QMR がかなーり良かったのと、それ以外でもともと好きな方面のサウンドが全体的に多かったので、巷で言われているようなすごい「ものたりない感」は予想してた程なかったです。
とはいえ、やっぱりその…最後の赤は1時間くらいはあったほうが楽しいかなとか…。
ところで、中に入ってた紙に
シリーズ7タイトルをご購入・ご応募いただいた方全員を対象にダウンロード企画を実施!
って書いてたんですが、ダウンロードって何をですか。全色バージョンの壁紙とか? って以前2〜3枚あった気がしますが、途中で止まってますし。
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