おひさまと水の国 (5) 黒部の太陽・5

ちょっと用事があって夕方に都内へ向かったのはいいが、家出る前からやれ地下道が水没だの道路が冠水だのって写真がほいほい回ってきて、びびりながら都内入り。品川はそうでもなくて助かった。
で、今日もまだまだダム話。なんせ対象が大規模なもんで。

というわけで反対側である。つまりダム湖側。

わー。これは見事な水鏡。水鏡って、撮る気満々で行くと撮れなくて、あんまり深く考えてないときほど綺麗なものに出会える気がする。仕様かな。

まぁなにより一番の勝因はこの晴天だろうな。と景色に見とれつつ、駅をめざして歩く。

と、背後からエンジン音。正確には湖面から。

遊覧船だった。30分で1周してくるものが、ちょうど出たところのようだ。いってらっしゃーい。しかし、なんだこの日本らしからぬ絵面。どこのアルプスかと。まぁ実際北アルプスなんだけど。

てくてく歩いて、レストハウス側に帰還。ちょっと気になるものを見つけて壁に寄ってみると、別のものを発見。

空青いなー、というのは散々既出なのでさておき。東京遠いなー、も今更なので。この日の水深は充分にたっぷりあったようだ。てことは水圧も相当なものだろう。それを支えるためのあの壁なわけで。
見つけたものというのは、こっち。

なんの銅像だろうと思ったら、慰霊碑だった。昭和中期の技術でこれだけの大工事ともなれば、言い方は悪いが命を捧げた方が多数でも何ら不思議はない。皆様の尽力があってこその大きな成果。

レストハウスではソフトクリームなどの釣り餌も転がっていたものの、必要以上に身体を冷やしてはかえってよろしくなかろう、との判断であきらめておく。

かわりと言っちゃなんだが、わき水の冷たさを手触りで体感。まじ冷たい。ひえひえ。

その横に口を開けているのが、お帰り順路。では行きますか。

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