梅香のいざない (3) 万博散歩

旦那さんが時差出勤体制に入った。普段より早い電車に替えたら、始発駅でもないのに着席できたとのこと。しかし電車が空いてるのはいいとして、飲食店もめっちゃ空いてるそうで。もちろん用心は欠かせないけど、食べて応援する策も検討中。
さて2月の梅見会、もう1ヶ所行ってきた話。次回おまけあり。

大阪城を訪れた3日後。他のネタも特に思いつかず、梅のおかわりに落ち着く。となると、何度か足を運んでいるけど梅シーズンに当たったことのない、あちらですかね。

てことで、季節モノ撮影ですっかりおなじみ万博公園である。
自然文化園に入場、まっすぐ梅園へ向かうと、なにやら呼び込みの声。梅に詳しい人のガイドを聴きながら歩く催しがあるようだ。明示的に参加表明はしなかったものの、たまたま同時刻に散策スタートしたことで、必然的に一部の木では解説のおこぼれにあずかる結果となる。

ついこないだ同じような環境を歩いたばかりのため、鑑賞環境の比較にもなる。

大阪城より木との距離が近いね。標準レンズでもかなり花に迫れる。もちろん撮影にあたっての節度は必要で、少なくとも三脚のご使用は控えましょう(周囲にいた)。

場所柄、研究目的を兼ねているだろうこともあり、品種は城同様に多数取り揃えられている。絵に描いたような、まんまる円形の5枚花びらを持つものを発見。これぞ梅ってフォルムがちょっとうれしい。

まっすぐ伸びた細い枝に花が連なる、梅ならではの形状を示す顕著な例もあちこちに。

あとね、ここまでの写真ですでにおわかりかと思うが、天気めっちゃよかったんすよ。紅梅でも白梅でも青空背景のほうが映えるに決まっている。これだけでも来た甲斐あり。

ぐるり歩いていて、ふと気づく。梅園のすぐ外側に竹林。これであと松さえあれば完璧やん?

と思ったら、考えることは皆同じ。梅林の中なのにバッチリ松が植えてあった。残念ながら松と竹の間にある木の開花がのんびり気味で、絵に描いたような松竹梅にはならずとも、来訪者のニーズを把握しているところはさすが。

梅園内だけでも起伏ある立地を小一時間かけて回るのは、ちょうどいい散歩タイムでもあった。

立ち位置の高さを利用して、見頃を迎えた木々を斜め上から。

入口に近い東面も、園内をめぐる道より一段高くなっている。背景の深い緑と、濃淡さまざまな花のコントラストもいいね。

ひとしきり堪能したところで、梅の区画を出てベンチで昼食。入園前にコンビニおにぎりを仕入れておくのも、すっかり恒例となった。
せっかくなので、日本庭園エリアも覗いてきた。

本数控えめながら、こっちにも小さな梅園。自然文化園とかぶらない品種も少しあった気がする。

なお、次の週末(2/15)からは梅まつり期間。演者があるタイプの催事は中止されつつも、全体的には屋外で楽しめる数少ない行事として続行されているようだ。こんなときだからこそ、上手に気分転換せんとね。

ともあれ、当家としては例年になくしっかり梅花を楽しんだ2月であった。

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