厄神さんにおねがい!

行くぞ行くぞと言っていた門戸厄神。本当は土曜の厄除大祭に行こうと思ったんだ。でも父が会社で聴き込みしてきて、その日は関西各地から詰めかけて、ありえないほど混むからやめれ、と。
なわけで、天気いいうちにマイ厄除祭を決行。人生一度きりの本厄なので、無駄に詳細報告。要するに長い。

しかし、母娘2人でおでかけとかどれくらいぶりやろ。

北口に車停めて阪急で1駅乗れば最寄り駅。ちょうど発車寸前のがいたからすぐ着いた。さ、行こかー。

平日にしては思ったより人が歩いてる。

その流れにのってしばらく行くと、参道入口の灯籠が1組(手前側にもある)。参道では電球を吊る作業中。土曜の準備か。


10分くらい歩くと入口に到着。この先は両側にずらっと屋台の準備。完全に土曜向け。あーさぞかし人多そうですねー。
それにしても、「厄神」なのに寺。ややこしや。
ちなみにこの門の手前に、男子本厄の人はこっち、的な案内が。本厄の人の数え年の数だけ階段があり、男子は9歳多い分だけ下から昇ってくるらしい。へぇ。女子なのでそのまま進む。

ちょっと行くと、何やら受付っぽい所が。「そえごま」=護摩(500円)に氏名とか記入して渡すと、魔除けのお札と交換してくれた。どうやら祈祷とは無関係なようだ。使い方がよく判らんが、帰ってゆっくり観るか。
階段を昇り、赤い門をくぐる。やっぱり33段だった。
さて、特別祈祷の受付をば。えーと申し込み用紙に名前を書いて、祈祷料っておいくら? …うわ。諭吉さんかよ! なんとなく格の違いらしきものを感じた。

整理番号札をもらい、靴を脱いで地下の控室へ。

…広っ。ということは、大祭は最低でも此処が埋まるほど来るんだな…。やはりその日を避けて正解だった模様。
ってなんかもう呼び出されてるし。番号札を渡して階上へ。待ち時間ほんとにゼロ。あわただしい気もするが、待たずに済んでラッキー。

昇った先が本堂の中。最後列に座るか座らないかで、お坊さんが大きな太鼓を鳴らして開始。
…えーと、なんか今まで観たことないような作法なんですけど? 謎の容器を打ち鳴らしたり、長い棒振ったり、錫杖のちっちゃいやつみたいのをしゃらしゃら振ったり。さらに途中のお経が謎すぎ。いや、さすがに般若心経くらい判るが、一方でもはや日本語にすら聴こえないくだりも。東南アジアの言語みたいな響きやったわ。しかもそれを超早口で。
帰宅後、此処が真言宗であったことにようやく気づく。納得した。

構成的には神社と同様、全員読み上げてその前後に祈祷。これ、個人情報保護法を敵に回しかねない勢いで情報公開オンパレード。だって住所氏名年齢性別さらに願い事、3〜40人分余すところなく筒抜けだからね。おかげで、大阪奈良どころか東京の人までいることが発覚。ま、厄神さんに個人認識してもらうためってことでひとつ。
ただその、笑っちゃいかんと思いつつも、どうしても心中笑えて仕方なかった出来事が2つばかり。

  • 30代終盤の女性の願い事が「結婚良縁」
    せめて年齢は伏せてあげるのが優しさ、とはいかないようで。
  • 20代の男子の字が下手すぎて住所の1と4が区別つかず、お坊さんが読み中断して本人に「1ですか4ですか、○○さん」と確認
    ちなみに4が正解。1と4が紛らわしいってどんな字だよ。

え、わたし? そんなもん厄除開運1本に絞ったに決まってるやんけ。商売繁盛はえべっさん担当。
しかし結局、読み上げ(後半でもう1回、名前のみの短縮版あり)の後「その他本堂内全員の(略)」ってありとあらゆる願い事いっぺんに祈願してたけどね。結局なんでもありかい。母もご利益もらって得したんで良しとしよう。

最後にお札とお守りと供物(祈祷済あずき入りクッキー)をいただいて終了。
あ、いただく前にミニ講座があった。お札に毎日祈祷する作法講座。「南無厄神明王」って所定の回数唱えて、最後に名前・数え年・願い事も言う。できれば名前は家族全員分、願い事は各自に応じて。これを365日欠かさずやることで、厄が軽減されるそうな。
ちなみに回数は3択。7回、21回、108回。いやさすがに最後のは無理…。あと唱える言葉も2択だったんだけど、わたしは日本語じゃないと覚えれない気がしたのでこっち採用。てか今この瞬間、既に覚えてない。


本堂を出ると既に西日が。そんな時刻でもなお、お詣りの人が絶えない。祈祷中も背後で賽銭投げる音がしょっちゅうしてた。

あとは参道でおみやげに厄除まんじゅう買って、ついでに北口でお茶して帰ってきた。クレープ美味かった。たまには女2人で出歩くのもいいねぇ。って何かの CM みたいやな。

そうそう、一切待たずに済んだのは、ちょうど14時開始の回にすべりこみセーフだったおかげっぽい。終了が14時半だったってことは、一歩遅かったら30分とか1時間とか待ったのだろうか。あと行き帰りの電車も一切待たなかったし。
天気だけでなく、時の運にも恵まれてなんかいい気分だったとさ。

最後に激しく余談だが、大ちゃんも今年が本厄と知ってちょっと嬉しかったのは秘密。一緒に乗り切る相手としては最高やん!

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