紅葉するEXPO (6) 奏でる季節

明日〆切の仕事は無事目処が立つ。と思ったら、後から後から湧いてくる次のミッション。先手を打てるものはどんどん進めているんだが、自分ひとりではどうにもならない部分もあったり。このまま年末まで忙しそうですわ。
なわけで先月の万博散歩最終回。

日本庭園内で茶室以外に「もみじ多いよ」と特記された箇所はあまりなかったように思うが、それでもただ歩いていればそこかしこで綺麗な木に出会う。

中には、ひと葉に色の変化を詰め込んだものも。

苔に舞い落ちてアクセントを与える役割を果たしているのも、またよいもので。

深い赤と濃い黄が競演していた辺りでは、海外のお客様が熱心に写真を撮っていた。三脚立てて素早くセルフタイマー仕込んでてきぱき動いていた、ずいぶん撮り慣れた風のお方も。

そろそろ、最初に庭園エリアへ入場した地点から、池を挟んで反対側にさしかかる。

秋色の林の向こう、塔と観覧車も再びこの距離感に。

池の北側には、芝を敷き詰めた小山がある。下から観るとまるで Windows の壁紙のよう。

少し行った辺りで南へ折れ、出口へと向かう。どちらを観ても、どこかにこの季節ならではの装いをした木が見える。

およそ40年かそこら前に人間が作った「自然」とはいえ、それなりの時間が経つと、昔を知らない我々の目には充分に自然なものとして映るわけでして。

出口までは再び池沿いを歩いた。

巧みに奥行きが演出された庭園は、きっとかつての訪問者たちの目も楽しませていたことだろう。

戻ってきた休憩所では、ちょうど笛の演奏会が催されていた。紅葉のある景色に「もみじ」が似合う。

こうして、ちょっと散歩というにはたっぷり歩き回った末、最後にすぐそこのエキスポシティで旦那さんのマフラーを買って、この日はお開きとなった。

おまけの余談。塔のすぐ後ろにある「お祭り広場」ではこの日フリマが催されていたが、ここだけは大昔に来たことがあるのを現場で思い出した。95年、a-nation の前身となったフェスっぽいライブがありましてね。まあ要は先生目当てですわ。懐かしいなー。

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