欧羅巴交響曲 II スオミの夏 (9) Kauppatori

なんかここに来てまた暑さが厳しくなってきたような気も。いや、日中のピークはだいぶましになってるけど、地味にじわじわ暑いというか、なかなか涼しくなってこないというか。このまま彼岸までだらだら暑いんかなぁ。
さてヘルシンキですが、観光と電車半々くらいで進行中。

Old Market Hall を出てそのまま北へ進むと、別の市場がある。

英語で言うと Market Square。フィンランド語では Kauppatori。なるほど、Kauppa = Market ね。こっちは建物ではなく露店が並ぶスタイル。なお、頭上に張り巡らされたネットが何かと申しますと、

かもめ避け。思いっきり海沿いだからね。ちなみに「かもめ食堂」にもここで撮られたかもめが出てくるらしく。でもかもめも慣れたもんでネットの下から入ってきちゃうため(冒頭写真でもちゃっかり露店の屋根に数羽)、対策としてはほぼザル。

まあそれはさておき、こちらもぶらぶらウィンドーショッピング。ヘルシンキ渡航が決まった段階から、地味に「一度確かめてみたい」と思っていたことがここで実現する。

いや、フィンランドでは普段から当たり前のようにいろんな種類のベリーが食べられていると、どこぞで耳にしまして。本当にあったわ。ストロベリー、ブルーベリー、ラズベリー。ここには写ってないけど、フィンランドで一般的だと同じくどこぞで耳にして「ほんまかいな」と思ってたリンゴンベリーも市場で何度も見かけた。聴いた話ガセじゃなかった。

他には野菜など生鮮農作物多め。食べ歩き&イートイン系もかなりの数あったが、かもめに取られる心配はしておいた方がよさげ。

この広場のはしっこに、ちょっとした噴水がある。

なんか頭にかもめ止まってますけど、中央の像は Havis Amanda という名を持っている。約100年前に設置され、当初は賛否両論だったものの、なんだかんだで観光スポットとして定着した模様。実際、我々以外にもいろんな人が噴水とともに写真を撮っていた。

観ての通りすぐ横を電車が通ってたんで、しばしコラボを楽しむ。

線路はちょうどこの噴水を回り込むように、北西から南を経由して北東や南東へ抜けていく。

おや? なにか来ましたよ。

これは観光用のパブトラム。全面広告してるビールメーカーの協賛で、ビールを飲みながら観光名所を眺めて回れる有料ツアーが、夏季の昼間に開催されている。つまりビール電車ですね。ちょうどここを通る時間だったようで。

ぐるーんと回っていったので、つい追いかける。

赤い電車はそのまま大聖堂方面へ向かった。車内のみなさん、さぞかしビールもうまかろう。

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