欧羅巴交響曲 I プラハの夏 (24) Zámecké schody

ここんとこずっと暑くて暑くて仕方なかったところ、ようやく髪を切る。当初は根元のハネを気にして遠慮がちにカットされたんだが、相談の結果最終的には思い切って短く整った。あーすっきり。これで秋口までは持つやろ。
さて、プラハ城からまた市街地に戻っていくとしますか。

実は、トラムで城に行って最寄りの入り口から入ると、それは裏口だったりする。今から行きたい方向にあるのが正門。よって、我々が城内で最後に観た構造物は正門ということになるわけで。

門柱の左右で睨みを利かせる像。どうやら現在は出口専用となっているようだ。セキュリティチェックの関係もありそうね。

門を出て振り返れば、任務に忠実に、ぴくりとも動かない衛兵氏の勇姿。格好の記念撮影スポットにもなっていたが、それでも動じることはなく。

城がいかに高台にあるかは、この門すぐ前の景色からも改めてよくわかる。

東岸の市街地は比較的平らに広がっている一方、川に向かって明らかに下っている西岸の地形。おや?

落ちないでねチャイナのおばちゃん(多分)。しかしまあ、このスタバもきわめて周囲に溶け込んでいる。おばちゃんがいる場所はオープンテラス。滞在中にスタバを使う機会はなかったけど、この景色を眺めながらフラペチーノをいただくのも悪くなさそう。

でだ。わざわざ黄金小路から正門まで来たのは、歩きたい道があったから。

斜め下に向かって続く城壁と、それに沿った長い長い階段。これは登城道といって、このまま下の広場まで続いている。「登城」と言われましても、これを登ってくるだけで疲れそうだったんで、城内見学の余力を残すために往路は電車アクセスを選んだ次第。下りがおすすめってガイドブックも書いてたし。

かなり高いところまで来ていたんだなと、まだまだ下の方に見える建物を眺めつつ進む。よくよく観るとカレル橋の塔も見えている(中央上付近の黒っぽいとこ)。

って登ってくる人いるしー! ただ彼女たちのように完全夏対応の服ならまだしも、我々は既出の通り「日本でいう5月くらいの格好」。真似したら早々にバテたに違いない。

階段の途中で城壁とは別れ、一般の建物が並ぶようになる。そしてまたまたウェディング撮影御一行様に出くわし、抜きつ抜かれつを繰り返しながら、広場への道を歩いた。

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