実録・おひとり様物語 去就編 (1) 大都市の別の顔
23 Jan 2008
予告なしで始めよう、と歌われたのはもうかれこれ7年以上前か。
突然だが、ちょいと行ってきたよ。乗りに。
いや、先日ひらめいちゃったもんで。そういえば兵庫県内にも、細々としたローカル線はあるんちゃうかと。…あったよ。日帰り圏内に第三セクターが2本も。しかも片方は今年度末で廃止! これは葬式鉄でごった返す前に行くしか!
よって今回は、三木鉄道&北条鉄道の豪華(?)2本立てでお送りしちゃうよーん。ついでに周辺各線も豊富に取り揃えてみたりなんかして。なぜか126枚もあるので、頑張って厳選するぜ。
11時前。買い物に行く母の車に便乗して、夙川までワープ。そこから阪急。…って目の前で特急が去って行ったわけだが。ま、いいや。実は当初、直接目的地へ向かうつもりだったところを、予定変更して三宮に寄る時間を作ったのだ。だから各停でもめっちゃ余裕。おかげで、岡本〜御影〜六甲の懐かしい街並をのんびり眺めるおまけつき。
三宮であえて降りたのは、ちょうど運賃の分岐点だから。東口の本屋で雑誌と昼食を買い、また阪急。正確に言うと、神戸高速に乗り入れしてる阪急。で、新開地。
なんか新旧の駅名標が混在してんな。
とか撮ってる場合ちゃうわ。早いとこ乗り換えんと。
コンコースに上がると、神戸電鉄が乗り換え改札なしで待ち受けていた。
…最初は気づかんかったけど、シルバーに赤って軽くウルトラマン入ってないか。
内装は、一瞬お下がりかと思うほど阪急に似ていた。見上げると、これから乗りに行くやつの中吊り。
ほどなく、鈴蘭台ゆき電車は動き出した。
時間帯が時間帯だけに、さすがに車内は空いていた。にもかかわらず、なぜか平日は終日、女性専用車両が4両中1両。しかも早朝は除外。なんだそりゃ。
しかし驚いたのは、駅の予想外の古さ。ホームの屋根はほとんどの駅でよくさびており、だいぶ老朽化しているように感じた。そして車窓風景。「台」どころか、すっかり山間部。ダムまであるし。えーと、此処も神戸市内だったよな?
鈴蘭台は近かった。すぐ横で待つ同社支線、粟生線に乗り換え。
若干ごちゃっとしてるが、引き込み線を越えて左奥へ曲がってゆく。さあどんどん行こう。
…が、このポイントを過ぎ、分岐が終わった途端、目の前にあった線路は1組だけ。こ、こいつ単線やったんか! これから単線に乗りに行くのは承知だったが、神戸市内で単線区間突入とは想定外。
神戸も広いなと思った。あ、此処まで来るともう市外かもしれん。微妙。ちなみに、少し先へ行くとすれ違いのため複線区間も少々混じっていたのも事実だ。
それにしても、車内放送の自動音声が小さくてよく判らない。三木市には入ったっぽいので、なんとなく降りてみた。
…あれ?
あ。2駅手前だった。乗ってきた電車は既に遥か先。うわー!
あわてて駅の時刻表をチェック。幸い、15分待てば次のが来るらしい。当初プランで三木での乗り換えに50分確保しておいたのが、こんなところでセーフティーネットになるとは。三宮で買ったパンをかじって待つ。美味い。
そして今度こそ三木で下車。
上り線には違う型のが来ていた。最低3タイプはいるようだ。
今までが今まで(2駅手前みたいな駅が大半)だったせいか、三木がえらく立派に見える。表に出るとこのくらいのコンパクトな駅舎なのだが。
ここまでがプロローグやね。寝過ごし以外で下車駅を間違うという今までにないミスも、実はプロローグだったりして。さ、次はいよいよ本題突入。
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