欧羅巴行進曲 (35) 第三楽章/Wien Hauptbahnhof : 3

ふぅ。1日で京都往復と神戸往復(をするために必要な梅田往復も含む)という地味に濃ゆい日程でいろいろ行ってきた。だいぶ歩いたので、足に疲労物質がたまっていることであろう。
さて本日ももうちょっとばかり中央駅のあれやこれや。

そもそも駅に着いたのは、予定の列車の発車時刻1時間前。

ふつーに考えたらひまだが、なんせ初訪問の駅。平日朝のため発着もわりと頻繁。なにか見つけるたびに、あっち行ってみよう、こっち行ってみよう、と右往左往していたら、1時間などあっという間だったわけで。

ICE を見送って振り返ると、奥のホームに青い列車がいる。行ってみよう。

railjet の色違いバージョン。色というか、それ以前に所属が違う。

あー、またキーボードで打ちづらい文字が出てきたぞー。České dráhy=チェコ鉄道である。ÖBB がキャンセルした車両をチェコが買ったとかなんとかで、ÖBB 版とほとんど共通仕様。

隣ホームに ÖBB 版もいたので無理矢理並べておく。チェコ版は爽やかなブルー基調の塗装がとても美しく、旦那さんはこっちの方が好きらしい。

おや? 西の方から、なにやら他と違う組成の列車が入線してきた。ガン見していると、中間車両にベッドの絵が。アレはもしや寝台車ではないのか。行ってみよう。

当たり。Euro Night(略して EN)という国際寝台車だった。Liegewagen は日本でいうと B 寝台相当で、

Schlafwagen が A 寝台相当のようだ。

さらには車載貨車つき。コレがあるので、EN の終着駅はここではなく、すぐ近くの Autoreisezug(カートレイン用の駅)になっている。

一旦階下に降り、水やらなんやらを買って再びホームへ。

また Taurus っぽいのが来たけど、カラーリングセンスがまるで違う。どこだ。

ハンガリーだった。難民であれこれ大変だったようだが、この時点で列車は一応運行されていた。しかし、いまや東欧の車両にもふつーに WiFi とかついてんのね。

国際列車だけでなく、西駅でちらっと観ただけの近郊車 Talent も改めて編成撮りできた。

ドア位置から想像つくように、両端と連結部以外が平たくなった低床車。それより、こっちもノイさんのデザインではないですか。いいなぁドイツ方面はそのへん充実してて。

我々が乗るはずの列車は、まだ現れない。

発車案内を再確認したら、いつの間にか遅れてた。本来の時刻の横に変更となった時刻を書くって、空港の表示に似てるなーとふと思う。

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